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現代車-ドンヒオート下請け労働者の元請使用者性、法的攻防に進むか

ドンヒオート、「現代車の嘘は理解し難い」

チョン・ジェウン記者 2010.08.20 12:27

39日間、現代自動車との直接交渉を主張して野宿座り込みをしている金属労組 ドンヒオート社内下請労働者との法的攻防が、現代自動車が元請かどうかの議 論に広がっている。

先週、現代自動車はソウル中央地法に「ソウル市良才洞にある社屋の前で行な われている野宿デモを中断してくれ」とし、全国金属労働組合忠南支部ドンヒ オート社内下請支会と解職者7人に対し業務妨害禁止仮処分申請をした。キム& チャン法律事務所が申請人の代理人を引き受けた。

現代車は「起亜自動車はモーニングの安定的供給のためにドンヒオートと戦略 的な提携関係を結び、その株式の35%を所有しているだけで、それ以外のいかな る関係もなく、特に申請人や申請人の代表理事はドンヒオートと何の関係もな い」と元請の使用者性を全面的に否定した。

また「被申請人のイ・ベギュン(ドンヒオート社内下請支会長)等が入社して働 いた業者はすべてドンヒオートと生産請負契約を締結した社内下請業者だけ」 とし被申請人が「現代自動車の勤労者だという根拠ない主張を続けている」と 主張した。

これに対してドンヒオート社内下請支会は、「ドンヒオートの設備は現代キャ ピタルに賃貸したもので、敷地と工場建物もまた現代自動車が所有している。 設備と敷地と工場の建物が現代自動車のものなのに、何の関係もないというの は理解し難い部分だ。ドンヒオートの構造をおおざっぱに判断しても、最低で も子会社と認識されるほかはない」と対抗した。

ドンヒオートは現代自動車と工場敷地(244,299)および建物(76,448)を貸借契約 で使っている。また機械装備などは現代キャピタルから金融リースの形式で使っ ている。金融リースは、賃借人が賃借資産の維持・保守に関する責任を負うリー ス契約で、中途解約が不可能なリースだ。実質的に現代起亜車グループの系列 会社であるわけだ。

また支会は、「ドンヒオートで作られるモーニングは、研究開発、設計、生産 設備提供、部品供給、注文、販売、A/Sまで起亜自動車で管理している。工場の 最高責任者の工場長まで現代起亜が人事権を持っている。何の関係もないと現 代起亜車は主張するが、ドンヒオートの労務管理者たちは私たちを監視するた めに良才洞に常時待機しており、自分の家のように現代起亜本社に出入りして いる」と説明した。

現代車は、支会が現代車の名誉を傷つけて不法行為をしているとも主張した。 シュプレヒコールをあげたり労働歌謡の放送による騒音被害、代表理事との面 談の強要、言語暴力、車両が多い道路に混乱を与えるとし、「歩道で野宿をし て通行人から顰蹙を買う方法で、自分の顔に唾を吐くような行為」と表現した。 現代車は7月19日、業務妨害および暴力行為など処罰に関する法律違反(共同住 居侵入)で支会を刑事告訴している。

だが支会は使用者側の暴力行為中断を要求した。支会は「現代起亜車は7人しか いない解雇者が暴力的な方法を動員し、現代起亜を圧迫しているというが、明 らかな偽りだ。現代起亜車は用役70人余りを雇用し、不法な暴力で毎晩私たち を踏みにじってきた」と訴えた。

▲支会は現代車用役業者職員らが撮影する座り込み者を傘で刺して、1車線まで押し出すなど暴力的な行動を止めなかったと伝えた。〈出処/ドンヒオート社内下請支会〉

イ・ベギュン支会長は「人影が少ない午前3時頃に現代起亜自動車が所有するバ スが私たちの間に入り、暴力が始まる。不法駐車で申告をしたが警察が帰ると また駐車させる。私たちの物品の敷物、寝袋などを放り投げ、放水もした。現 代起亜側は、まるで解雇者が脅迫的で暴力的な方法を使用しているかのように 言うが、暴力を受けているのは解雇者たちだ。こうした暴力が毎晩続き、、一 日に警察に申告した件数が3回になったこともある」といきりたった。

▲座り込み者の物を強制的に奪っていく用役職員〈出処/ドンヒオート社内下請支会〉

▲〈出処/ドンヒオート塞内下請け支会〉

人権団体連席会議関係者は、「使用者側の仮処分申請は範囲が広く、憲法的な 権利である集会と結社の自由を深刻に侵害している。使用者側が主張する業務 妨害と名誉毀損などを禁止するのもはるかに超過している」と指摘した。

一方、支会も何回もの使用者側の暴力行為を告訴している状態だ。(記事提携= メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-08-21 11:07:17 / Last modified on 2010-08-21 11:07:22 Copyright: Default


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