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6年の叫び「鄭夢九会長さん、交渉しましょう」

ドンヒオート労組、現代起亜車グループ無期限野宿座り込み突入

チョン・ジェウン記者 2010.07.12 15:47

ソウル市良才洞現代起亜車グループ本社の正門前で「鄭夢九会長様!」と切なく 叫び、熱い地面に座って、無期限野宿座り込みに突入した人々がいる。

起亜車のモーニングを作るドンヒオート社内下請労働者は、元請責任者鄭夢九 会長との直接交渉を要請する文書を渡すために正門に行ったが、現代自動車の 大型バス、約70人のガードマンが防ぎ、一歩も動けなかった。

現代起亜車元請使用者性認定と直接交渉要求

金属労組ドンヒオート社内下請支会が7月12日昼12時、現代起亜車グループ本社 前で記者会見を行って、『鄭夢九会長元請使用者性認定』と『直接交渉要求』 をかけて本社前で無期限野宿座り込みに突入した。

金属労組(パク・ユギ委員長)も9日、鄭夢九会長に起亜車瑞山工場(ドンヒオー ト)の多くの問題を解決するための直接交渉を要求するという内容の文書を送った。

労働者たちが元請との直接交渉を要求して、もう6年になる。現代起亜車使用者 側は、労働者の要求を握りつぶし続け、元請の使用者性を認めなかった。元請 が使用者性を認めれば、下請け業者労働者の雇用、勤労条件、労組活動などの 全般的な責任をとり保障しなければならない。だからドンヒオート社内下請だ けでなく、元請が使用者性を認めないのはよくあることだ。

しかし最近は法院も元請の使用者性を認める雰囲気だ。3月25日、大法院は元請 会社の現代重工業は、下請け業者の労働者(現代重工業社内下請)が労組法上の 使用者の地位にあると判決した。元請は、社内下請労組と下請け労働者の労働 条件問題をめぐり交渉する義務があるのだ。

ドンヒオート社内下請支会のイ・ベギュン支会長は、「起亜車瑞山工場ドンヒ オートは国内初の完成車外注工場、無労組非正規職搾取工場で、現代起亜車は 社会的、道徳的に恥ずかしいと思わなければならない。モーニング生産を始め て現在まで、支会の弾圧のために解雇、懲戒、解約、業者廃業、尾行、脅迫、 組合員脱退工作、告訴告発、拘束などあらゆる手段を動員してきた」とし「ド ンヒオートは現代起亜車が軽自動車の収益を理由に『無労組-非正規職搾取工場』 を作ろうとした一種の実験だ」と説明した。

金属労組忠南支部のハ・ヒョンソク支部長は「現代起亜車使用者側の態度をそ のままにしておけば、韓国の労働者はすべてドンヒオート社内下請労働者と同 じ境遇になる」と、元請との直接交渉を要求する闘争の意味を説明した。

起亜自動車瑞山工場ドンヒオートは、2001年の法人設立後、2004年からモーニ ングを生産してきた。モーニングは2010年上半期には100万台を突破するなど、 起亜車の収益に忠実に貢献している。しかし起亜車のモーニングを直接生産す るドンヒオートの労働者約900人は全員が社内下請間接雇用非正規職で、さらに 17の下請け業者に分かれ、1年契約職だ。

支会によればドンヒオートは工場土地と建物は現代自動車から借り、機械装置 は現代キャピタルに販売したリース契約で金融リースして使用する。またモー ニングは起亜車が研究、開発と生産計画、部品供給、注文契約、販売、A/Sなど のすべてを担当し、ドンヒオートが起亜車の生産指示で単に組み立てて生産す る。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-13 16:01:22 / Last modified on 2010-07-13 16:01:26 Copyright: Default

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