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現代車非正規職18人解雇は始まりでしかない

金属労組現代車全州12日2次残業拒否…蔚山2工場100人も解雇威嚇

キム・ヨンウク記者/ 2010年03月12日14時01分

非正規職18人の整理解雇を防ぐため、金属労組現代自動車支部全州委員会(議長 イ・ドンギ)は、3月12日に第2回全工場残業拒否をする。現代自動車全州工場は、 2009年にバス販売不振を理由に一日(昼間)に8台作っていた高速バスを6台だけ 作るように調整し、正規職42人と4業者の非正規職18人を構造調整した。会社は 2月23日、正規職42人は他の作業に配置したが、18人の非正規職社内下請労働者 を解雇すると発表した。

会社が労組の反発にもかかわらず解雇を強行したことで、バス部の正規職約 1200人は、3月2日から彼らの雇用保障を要求して、夜昼2時間ずつ残業拒否闘争 をした。また3月5日には3500人の正規職労働者と1000人の非正規職労働者が共 に全工場1次残業拒否を行った。

今回の2次残業拒否闘争も、バス部、トラック部、エンジン部、統合部など4つ の部所の正規職3500人と1000人の非正規職労働者、昼夜間約4500人が参加して、 総雇用保障を要求して2時間、残業を中断して退勤する。

現代車全州工場労使は3月10日午前に労使協議を開いたが合意に至らなかった。 労組によれば、会社側は4つの業者から解約される18人には、トラック部など他 の10の業者に3か月または6か月契約の短期契約職として採用するが、合意書を 作ることはできず、告訴告発も取り下げられないという立場を明らかにした。 労組は正規TO(定員)常時業務雇用保障を要求した。全州工場全体を探しても、 18人が働く場を作れという総雇用保障基調だ。業者が何度も変わり、業者の社 長が何度も変わる状況で、現代車会社が非正規職雇用保障を約束しなければ、 変わった業者と社長がいつでも非正規職を解雇できるためだった。金属労組現 代車支部全州委員会は、「使用者側の提示案は、18人を3か月または6か月、一 時的に雇用した後、静かになれば放りだすという軽薄な策略でしかない」とし、 「目を隠して見えなくして、今の闘争を静めようとしている」と述べた。

金属労組全北支部現代車全州非正規職支会(支会長カン・ソンヒ)も、闘争の強 度をさらに高めることにした。支会は3月13〜14日の週末(休日)特別勤務を拒否 することにした。これに伴い、土曜日の午前8時から日曜日の午前8時まで徹夜 で行われるトラック部特別勤務勤務をはじめ、非正規職支会組合員200人がこの 日は出勤しない。非正規職組合員約200人は13日(土)朝9時に全州工場近くのコ アル・アパートのトンサン公園運動場に集まり、決意大会と体育行事を行う。 非正規職支会は整理解雇計画が発表された翌日の2月24日から正門出勤集会を行っ ており、3月5日からは正門前でテント座り込みを続けている。

金属労組は今回のバス部の非正規職18人解雇は始まりでしかないと見ている。 金属労組は「現代自動車は現在よく売れている大型トラックはピッチを高め、 中型トラックはピッチを下げると言うが、3か月後にまた非正規職が雇用を失う 危険に直面している」とし「今年10月にはシリンダーブロック(エンジン)生産 中止でエンジン素材工場で働く労働者(正規職約100人、非正規職約70人)が雇用 不安に震えることになる」と展望した。金属労組はまた「現代自動車蔚山2工場 には『ツーサン』の生産中止で100人程(艤装50人、生産管理2〜3人、品質管理 16人、車体4人)の非正規職労働者が解雇の威嚇に直面していて、1工場、変速機 工場などでも正規職転換配置による非正規職労働者の整理解雇が予想される」 と明らかにした。

2009年の売上額31兆8千億ウォン、純利益は2兆9651億という史上最大の黒字を 記録した現代自動車は、3月12日午前、株主総会で鄭夢九会長に329億9千万ウォ ンを割り当てることにした。金属労組は「鄭夢九会長が12日に受け取る配当金 328億9千万ウォンは、現代自動車が解雇しようとする全州工場非正規職労働者 18人の73年分の月給(年俸2500万ウォン基準)であり、蔚山と牙山工場で解雇し ようとしている120人の非正規職労働者の11年分の月給」とし「鄭夢九会長一家 の腹を膨らませ、正規職賃金の半分も受け取れないのに、夜昼二交代深夜労働 で現代自動車を成長させてきた非正規職労働者を大量解雇するのは決して容認 することもできず、容認してもならない」と非難した。

現代自動車正規職と非正規職労働者は、経済危機が発生した2009年にも連帯闘 争で総雇用を守ったことがある。昨年4月30日、現代自動車労使は2・3工場アバ ンテHD混類生産合意による大量解雇の威嚇に直面した非正規職68人全員に対し、 雇用と賃金を保障することに合意した。当時、現代車労組2工場委員会と会社は 『乗用2工場HD投入による余裕人員雇用関連合意書』に署名し、「HD投入により 業者で発生した余裕人員には所要が発生するまで該当業者が雇用を維持できる ように契約関係を維持し、業者が雇用を維持する」と合意した。『余裕人員』 は68人中3人が支援部所に配置、65人は新しい雇用が発生するまで現代自動車で 下請け業者との契約を維持し、業者は非正規職労働者の雇用と賃金を保障する ことに合意した。金属労組は「現代自動車全州委員会正規職の仲間たちの『総 雇用保障』のため、『美しい連帯闘争』に絶対的な支持と拍手を送る」とし 「正規職の雇用安定のためにも非正規職優先解雇を防ぎ、総雇用保障を実現し なければならない」と述べた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-03-13 15:34:04 / Last modified on 2010-03-13 15:34:06 Copyright: Default

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