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現代車占拠座込場侵奪の試みの後、生産再開を準備

金属労組ゼネスト要求...現代車支部「午後5時に5者協議を開く」

合同取材チーム 2010.12.04 16:04

現代車は、非正規職労働者が占拠座り込みをしている第1工場の生産再開に向け て座込場を侵奪した。社内下請支会(非正規職労組)が占拠座り込みを解除しな ければ、早ければ6日(月曜)から蔚山第1工場での生産再開を試みる。

▲会社の生産再開計画。会社は午前、報道資料を出して手動で生産を再開するという計画を知らせた。

生産を再開するために、会社は占拠されている場所を迂回する方式を選択した。 現在、非正規職労働者たちは塗装工場から艤装工場につながるコンベアと自動 倉庫(車体保存倉庫)を占拠している。会社は占拠中の自動倉庫を通さず、塗装 工場から艤装工場につながる中間の地点に生産車を手動で取り出し、すぐ艤装 工場に投入する設備改造工事を実施した。これにより、正常稼働の50%の水準で 生産するという方針だ。

現代車は「第1工場生産車種の新型アクセント、クリック、ペルナの販売車質が 深刻な状況に達し、特に市場に発表されたばかりで生産が中断して販売できず、 新型アクセントの早期生産が急がれる」と伝えた。

しかし会社の生産再開は大惨事につながりかねず、憂慮の声が高い。また生産 再開で占拠座込者を孤立させ、ストライキを無力化させる意図と見える。

ストライキ闘争20日目になる4日の午前7時55分頃、現代車は生産再開を理由に 第1工場のCTS拠点ストライキ座込場を襲った。消防車とショベルカーなど重機 が動員され、現代自動車の管理者だけでなく、工場の中にはヘルメットと盾を 持った私設警備会社の用役もこの過程にあった。

▲現代車が動員したショベルカーが工場への進入を試み、ある組合員が人間の盾になって顔を出し「殺してみろ」と叫び撤去中断を要求した。

消防車のはしごにCCTVを付け、ショベルカーにHビームを付けて座込場3階と2階 のガラス窓を破ると、非正規職支会組合員は丸腰で窓にしがみついて「いっそ 私をやれ」と言いながら人間の盾になって抵抗し、座込場侵奪を防いだ。

現代車が動員したショベルカーが工場への進入を試みると、ある組合員が人間 の盾になって顔を出し「私たちみんな殺してみろ」と叫び撤去中断を要求した。

▲特別製作の大型Hビームを装着したショベルカーに破られた窓で、人間の盾としてしがみつく非正規職労働者たち

▲私設警備会社用役の姿が見られる。

▲会社は生産再開をするため重機まで動員した。

また、CTS(ドア着脱場)の座込場に進入する中央通路には、盾を持った用役が 進入し、激しい体当たりが起きた。この過程で現代車支部(正規職労組)の 代議員4人が負傷し、女性代議員1人が暴行を止めようとして失神する事態が あった。

非正規職支会は声明書で「『グローバル・トップ5』の現代車による反人権的な 侵奪行為を強く糾弾する」とし「金属労組は『公権力と救社隊による侵奪があ れば、即刻ゼネストに突入する』という金属労組代議員大会の決定事項に基づ いて、即刻ゼネストに突入すべきだ」と要求した。

一方、座込場の侵奪により、現代車支部は今日午後5時に金属労組、現代車支部、 非正規職牙山、蔚山、全州3支会が参加する5者協議を開く計画で関心が集まっ ている。(蔚山=蔚山労働ニュース、メディア忠清、チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-04 18:03:22 / Last modified on 2010-12-04 18:03:31 Copyright: Default

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