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現代車、70年代式の中傷宣伝...組合員も外部勢力に変身

事実関係が間違った情報を広める...報道機関も『外部勢力』に

合同取材チーム 2010.12.01 19:41

現代車使用者側が現代車支部(正規職労組)組合員と非正規職支会(非正規職労組) 組合員まで外部勢力だと追い立てている。さらに基本的な事実関係と違う情報を 広めており、憂慮の声が高い。

現代車使用者側は12月1日『一部の言論』だけに『外部勢力の介入で難航している 現代車事態』という文書を配り、非正規職支会のストライキが『非正規職問題を 政治争点化し、政府与党を圧迫しようとする外部勢力の主導で長期化する展望』 とし『社労委(社会主義労働者政党建設共同推進委員会)、労働戦線の中心人物が 現代車蔚山に集結し、第1工場座り込み闘争を背後で操縦している』とした。 その根拠として各種の労組、学生、市民社会団体がかけた横断幕の写真を関連 資料に入れた。

また非正規職支会ストライキに「民主労総-金属労組-不法派遣対策チーム-交渉 局長を軸とする公の組織の他に、社労委と労働戦線がもう一つの軸」になって いて、『その他の闘争勢力』には「タハムケ(All Together)も下請け闘争を 積極的に援護、支持しており、現代車では40〜50人の組織員が機関紙の 『レフト21』と連係して、介入力向上活動」していると主張した。

関連資料を要請すると、会社関係者は二回『一部の言論だけに提供した資料』 と繰り返した。

「会社も皆知っている事実」...ところがなぜ?

根拠なく報道機関を歪曲紹介...現代車『ミス』

会社が配った文書は、外部勢力として『社労委』を指し、社労委の中に蔚山地 域で『連帯闘争に積極的に支援勢力』として『蔚山労働者学習室所属パク・ソ ンナク、キム・チョルファン、キム・サンノクなど』を上げた。

しかしその一部は教育関連団体の蔚山労働者学習室会員もいるが、全員社労委 でもないばかりか、労組の組合員だ。パク・ソンナク、キム・チョルファン氏 は現代車支部の組合員で第1工場の代議員、キム・サンノク氏は非正規職支会の 組合員だが、会社はこの事実は書かず、その上誤報まで出した。会社が社労委 と主張した金属労組のキム・ヒョンウ副委員長も社労委ではないという。

会社のこうした行動にキム・サンノク氏は「私は03年に初めて非正規職支会が できた時、初めて労組に加入した『1番組合員』だ。その当時支会副支会長だっ たし、05年に不法派遣で闘争をした時、支会長職務代行だった。会社も皆知る 事実だ」と話した。

また、「会社が正規職-非正規職を仲違いさせ、組合員-連帯単位を仲たがいさ せているようだ。正規職と非正規職が団結して非正規職のない工場を作ろうと しているのに、このような行動で労組自体を否定している。それだけ会社が窮 地に追い込まれ、頑張っている組合員まで外部勢力と追い立てているようだ」 と不満を表わした。

会社は一部の言論も外部勢力に追い込んだ。社労委の『左派言論』として『蔚山 労働ニュース、チャムセサン、メディア忠清などの合同取材チーム-〉第1工場 座り込み合流後、宣伝戦を積極的に展開』とすると表現し、多くの報道機関の 多様な視点を認めなかった。

特にメディア忠清は『(社労委)イ・ギョンス代表が主導して建設した言論団体』 という誤報まで出した。

メディア忠清が会社側に根拠を尋ねると「(イ・ギョンス氏が代表)違うのか?」 と問い直し「誤って引用した。ミスだ。(資料を渡した)一部の報道機関に話して 措置する。言論『団体』という言葉も修正する」と話した。

また、会社は現代車支部、非正規職支会組合員の上級団体である『民主労総』 も外部勢力と見て、社労委、労働戦線、タハムケ(All Together)、蔚山地域の 各種の労働社会団体を『外部勢力』と規定した。非正規職のストライキは現代車 使用者側の不法派遣問題で触発されたのに、会社はストライキが長期化するとい う理由を上げて、自分の責任を『外部勢力』に押し付けているようだ。

これに関連して、非正規職支会も報道資料を出し「会社がまるで組合員を代表 して直接選出された役員と争対委員が誰かの指図を受けて操り人形として行動 していると主張するのは、私たちを冒とくするもの」と批判した。

民主労総の報道担当者は「会社が民主労総を外部勢力と規定することは有り得 ないことだ。労組の上級団体を外部勢力と言うのは労組を否定するものだ」と 伝えた。

社労委代表のイ・ギョンス氏は「会社が外部勢力を云々する前に自分の態度を 振り返らなければならない。労働者を二重に分断し、大法院判決も履行せず、 非正規職をこき使う行動が相変らず社会に通用すると思うのは大きな誤算だ。 差別を是正しろという非正規職の要求は正当だ。基本的な常識がある人なら 誰もが非正規職の正規職化要求を支持する」と話した。(蔚山=メディア忠清、 蔚山労働ニュース、チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-02 00:20:25 / Last modified on 2010-12-02 00:20:25 Copyright: Default

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