双竜車労組、「胡錦涛中国主席、謝罪しろ」

双竜車労組、解雇無効化と名誉回復訴訟提起

双竜車支部が整理解雇源泉無効化と名誉回復のための民事訴訟を提起した。

金属労組双竜車支部は11月10日、民主労総大会議室で記者会見を開き、中央労 働委員会懲戒解雇者敗訴21人と不当整理解雇者156人が民事訴訟に突入すること を発表した。

彼らは「2009年の双竜自動車整理解雇事態は、上海食い逃げ資本の技術流出と 双竜自動車経営陣の会計操作による希代の詐欺であることが天下にあらわれた が、地方労働委員会と中央労働委員会は解雇労働者を救済するどころか、さら に深いどん底に突き落とした」とし「民事訴訟で、不当な懲戒解雇者に対する 整理解雇を源泉無効化して名誉回復をする」と宣言した。

双竜車支部のイ・チャングン企画室長も、「地方労働委員会と中央労働委員会 では勝てるはずだったが、結果はそうではなかった」と話した。彼は「李明博 政権になって、地労委と中労委での勝訴率が20%以下になり、すべての関連機関 が完全に屈服している雰囲気で、労働者の声が反映されなかった」と、法廷紛 争に行く理由を説明した。

今回の民事訴訟弁護をするキム・チャゴン弁護士は、「2009年双竜自動車の整 理解雇は、法が定める整理解雇要件のどれ一つも充足していない」と主張した。

彼は「整理解雇は経営上の緊迫した必要がある状態でのみ可能で、整理解雇を する場合、解雇を回避するあらゆる努力をしなければならない。解雇者の選定 も公正性と合理性がなければならず、労組と事前に誠実に協議し、その後に可 能だ。だが双竜自動車は会計操作で経営上の必要条件を作り出し、解雇を避け る努力ではなく、解雇をするための努力を続けてきただけだ。また解雇者選定 も、労働組合を抹殺する意図で、労組の幹部が標的になり、今も交渉を回避し ている」と話した。

キム弁護士はまた「双竜自動車が昨年の労使間合意の後、合意事項を全く履行 していない」と批判した。彼は「1年無給休職者と3か月停職組合員も時間が経 過したが復職できず、中労委で不当解雇判決が下された懲戒解雇者も現場に復 帰できずにいる」とし「彼らをはじめ、すべての組合員が復職するまで法廷で 戦う」と話した。

一方、双竜車支部はG20首脳会議を一日前にして首脳会議に参加するために韓国 を訪問する胡錦涛中国国家主席とインドのマンモハン・シン総理に双竜車問題 に対する責任ある回答を要求した。

双竜車支部は同日、記者会見で「世界経済の中心に躍進する中国が、外国で食 い逃げの議論を脱することができなければ、結局中国の長期的負担になる」と し、胡錦涛主席に「上海自動車が双竜自動車に与えた有形無形の被害に対する 真正性ある謝罪」を要求した。

彼らはまた現在、秘密裏に双竜自動車をインドのマヒンドラグループに売却さ れていることに関連して「インドのグループであるマヒンドラが双竜自動車の 買収過程で提示した双竜自動車発展方案は、すでに上海自動車が繰り返した内 容の二番煎じ」とし「マヒンドラが金属労組双竜自動車支部を交渉の当事者と 認め、双竜自動車解雇者の復職と雇用保障をするようにインドのマンモハン・ シン総理が約束しろ」を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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