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「地獄を味わい、また暮せるか」

座り込み最後に希望退職した双竜車組合員が心境を告白

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2009年08月07日11時27分

双竜車労組のストライキ期間中ほとんど最後まで工場の中で占拠座り込みを続 け、会社と合意する一日前の8月5日の夕方に塗装工場を出た双竜車労組組合員が、 心境を語った。

イ・ギュホン双竜車労組組合員は8月7日午前、MBCラジオの「ソン・ソッキの視 線集中」に出演して「合意案が虚しい」と話した。イ組合員は「希望退職を書 かない人は、それでも無給休職で雇用創出ができるという期待で最後まで戦っ たのに、残った人の中でも、死んだ者、生きている者に区分されるのは、とて も残念」と伝えた。

「これでは死にそうだなと... 執行部を恨まない」

労組が「譲歩」したことに、内部批判はないかという質問には「その日(5日) の朝、警察公権力が押しかけてきた時、これは私たちが相手にして勝てるよう な隊伍でないと感じた」とし「誰かを批判する前に、私たちが生き残ることも できない、ほとんど死にそうだという気持の方が強く、執行部を批判したりす るつもりはない」と話した。

イ・ギュホン組合員は5日の夕方に工場を出て、希望退職を書いた理由を「未練 がなくなった」と断言した。「15年、20年間働いたのに、一緒に暮そうと、苦 痛を分けあおうとあれほど叫んだのに、会社は用役を動員して圧迫した」とし 「事実上、われわれは政府と戦っていたが、政府は無条件押すばかりで、勝て るとは思えなかった。こんな戦争地獄のようなことをして、これ以上双竜とい う名前で暮せるのか、自ら反問した」と話した。

また救済される48%の人員には「(同僚と)電話すると、どんな基準になるのか知 らなかった」とし「(対象人員作業を)執行部がやらなければならないのに、捕っ たので決定を作れなかった。結局会社に押し付けられた」と惜しんだ。

第2、第3の双竜車を憂慮

イ・ギュホン組合員は「自分が切られたのがくやしくて戦ったが、最大の理由 は子供たちまで非正規職にはできないから」とし、以後の非正規職の拡散を憂 慮した。また「双竜車は頑張って戦ったが、結局みんな崩れた。これから他の 事業場もああして戦えないだろう、いつでも切れる」とし「果たして労働者は どんな悪いことをしたのか一度聞きたい。頑張って働いたのが間違いなのか..」 と話した。

以後の回復方案に対してイ組合員は「私たちの技術で十分にやっていける。こ れから公的資金を投入して自力でやらせてさえくれれば可能だ」とし「苦痛を 分けあえば、明確に生きる道があった」と付け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-08-10 20:31:30 / Last modified on 2009-08-10 20:31:33 Copyright: Default

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