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貨物連帯終盤の交渉決裂、深夜12時にストライキ突入

大韓通運「『貨物連帯』の単語は絶対にダメ」

アン・ボヨン記者 coon@jinbo.net / 2009年06月10日22時59分

貨物連帯と大韓通運の終盤の交渉が結局決裂した。貨物連帯は11日0時を期して、 ストライキに突入する。

大韓通運が10日の午後6時頃、貨物連帯側に交渉再開を要請し、午後8時に実務 交渉が再開した。しかし大韓通運が合意書全文と署名捺印に「貨物連帯」と表 記する問題をめぐり、これを認めず、終盤の交渉が決裂した。

貨物連帯の関係者は「大韓通運が交渉主体で『貨物連帯』ではない『大韓通運 光州支社宅配分会』の主張を曲げず、終盤交渉は最終決裂した」と伝えた。

この日の交渉は、交渉主体の問題を除きほとんど接近していた。貨物連帯によ れば、大韓通運は解雇された光州支社宅配労働者が従来の業務に復職し、一部 業務調整が必要な場合、協議するという但し書き条項を付けたという。民事刑 事上の損賠なども取り下げる方向で調整され、故パク・ジョンテ氏の遺族補償と 解雇された労働者の賃金保全もある程度糸口をつかんだと伝えられた。

しかし「貨物連帯」というひとつの単語を大韓通運が認めず交渉は最終決裂した。

6月8日の交渉で大韓通運は、交渉主体の名義を「貨物連帯」ではなく「貨物宅 配従事者代表」とすることに固執した。大韓通運側は、終盤の交渉で最終案と して「大韓通運光州支社宅配分会」を交渉主体の名義に提示した。交渉に進展 がなかったわけではないが貨物連帯側は「『貨物連帯』の組織でストライキを 宣言し、主体を認めない合意は意味がない」という主張を何度もしてきた。

貨物連帯の関係者は「大韓通運は交渉主体の名義を『大韓通運光州支社宅配分 会』とすることに固執し、貨物連帯はそれは絶対だめだと主張した。だが上級 団体のない分会がどこにあるか。これは話にならない」と指摘した。

貨物連帯と大韓通運の終盤の交渉が決裂したことで、貨物連帯は全面ストライ キに突入することになった。現在、運輸労組と貨物連帯は具体的なストライキ の計画を論議中だ。

貨物連帯は10日午前の記者会見で「ストライキ突入時は港湾封鎖、高速道路占 拠などの高強度闘争になる」とし「生存権闘争ではなく李明博政権の暴圧統治、 一方通行式の反労働者・反庶民政策を変えて責任を問う闘争になる」と明らか にした。

これに伴い、貨物連帯のストライキは、当分は運送拒否を中心にストライキが 進められるが、時間がたてば封鎖と占拠などの高強度戦術も行われると見られ、 物流大乱が現実になりかねない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-06-11 04:25:49 / Last modified on 2009-06-11 04:25:50 Copyright: Default

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