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韓国:警察・公社、鉄道労組失脚にやっき
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警察・公社、鉄道労組失脚にやっき

警察首席副委員長拘束、公社は10人ほどに重懲戒・職位解除を乱発

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2009年12月15日14時40分

韓国鉄道公社と警察が鉄道労組失脚に息を合わせている。

警察は12月15日、鉄道労組のキム・ジョンハン首席副委員長を拘束した。すで に警察は12月13日に鉄道労組のキム・ギテ委員長を拘束している。警察は鉄道 労組には業務妨害の疑いで捜査に全力を傾けているが、鉄道公社の不当労働行 為などの不法行為は見ないふりをしている。

一方、鉄道公社も12月14日に懲戒委員会を開き、鉄道労組のキム・ギテ委員長 とキム・ジョンハン首席副委員長、チャン・ジェヨン事務局長、ソウル地方本 部のイム・ドチャン本部長をはじめとする各地域本部長など10人を罷免し、ペ ク・ソンゴン政策室長とチョン・サンヨン教宣担当執行部2人を解任した。鉄道 公社は17日、18日、21日、22日に連続して懲戒委員会を開き、懲戒範囲を拡大 する計画だ。

すでに鉄道公社は約880人の鉄道労組組合員を職位解除し、12日現在、職位解除 が維持されている組合員も450余人にのぼる。しかしストライキ当時は新婚旅行 に行っていた組合員と、手術中だった組合員なども職位解除リストに入ってお り、ストライキ行為の有無さえまともに調査せず職位解除を乱発したことが明 らかになった。鉄道労組は「結局、労組をなくそうとしている」と指摘した。

鉄道労組によれば清涼里列車で働く崔某氏は、11月21日に結婚式を終えてスト ライキ期間中には新婚旅行中だった。新婚旅行中だった26日に職位解除された 崔某氏は、翌日職位解除が解けたが、職位解除を受けた理由も解除された理由 も知らされなかった。鉄道労組は「崔氏のようなとんでもない職位解除通知を 受けた職員は多い」と述べた。光州駅組合員は、職位解除された7人のうち6人 が休日に職位解除を通報を受けたという。交通事故で病暇中だった組合員も職 位解除された。

鉄道労組は「客観的事実を根拠に慎重に行われるべき職位解除が最低の事実確 認もなく、拙速に行われたという証拠」とし「職位解除の乱発は、労働組合を 無力化しようとする鉄道公社の緻密な計画で進められた」と批判した。

鉄道労組は鉄道公社の懲戒に再審を申請して法的対応を準備している。また、 12月18日には緊急全国支部長会議を開き、対応策を用意する計画だ。鉄道労組 は「公社が交渉を拒否して懲戒と労組弾圧を続ければ、予告した3次争議行為に 突入する」と述べた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-12-16 16:52:24 / Last modified on 2009-12-16 16:52:26 Copyright: Default

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