本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:法的告発ばかりに熱中するキリュン電子
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1219497953617St...
Status: published
View


キリュン電子「国内生産は一時的」、キリュン分会「本当?」

法的告発ばかりに熱中するキリュン電子

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2008年08月22日17時46分

キリュン電子はキリュン電子分会に対する刑事告発はもちろん、キリュン電子 のチェ・ドンニョル会長の背任疑惑を提起した参与連帯にまで法的対応を口に している。だがキリュン電子分会が提起した『国内生産ラインがある』という 主張には、言葉を翻し続けている。

キリュン電子、「業務妨害、名誉毀損を法的告発する」

キリュン電子は8月21日、「断食という極端な手段で合法的な企業活動まで萎縮 させるデモ隊を業務妨害疑惑で刑事告発する」と発表した。キリュン電子は、 キリュン電子警備室の屋上座込み場でキム・ソヨン分会長などが断食し、彼女 たちを警察に告発し、7月23日に逮捕令状が発行されている。

これと共に、キリュン電子は参与連帯が提起した現経営陣の経営権取得過程の 疑いに対して名誉毀損はもちろん、被害を受けた小額株主と連帯して、すべて の法的訴訟も辞さないと明らかにした。

参与連帯は8月20日「キリュン電子が昨年12月に資本金12億5千万ウォンの崔会 長の会社、DSITウィーナスの価値を過大に評価し、395億ウォンで買収するとい う手法でキリュン電子に損害を与えた疑いがある」と提起した。また「キリュ ン電子は、チェ・ドンヨルに売買予定代金の90%を先に支払いながら、いまも チェ・ドンヨルの個人中国会社を所有できないことは正常か」とし、関連する 内容にキリュン電子の回答を要求して公開質問書を送っている。

キリュン電子のキム・ヨンチャン理事は8月22日、朝鮮日報を通して「3年やら れ続けていると、労組は中小企業の一つぐらい押し倒せるほど力が強いという 言葉を実感する」とし、千日を越えるキリュン電子分会の闘争を非難した。こ の日、朝鮮日報は『千日を越える闘争で会社は潰れた』という内容の記事を載 せた。

▲チャムセサン資料写真/イ・ジョンウォン記者

キリュン電子、国内生産ラインは「ない」から「一時的」へと言葉を変える

キリュン電子は法的な対応を明言して、キリュン電子分会の闘争に断固たる立 場を示しているが、キリュン電子分会の「国内に生産ラインがある」という主 張については前言を翻し続けている。

キリュン電子のペ・ヨンフン代表理事は、就任後にキリュン電子分会との面談 で、「昨年10月、生産ラインの中国移転を始め、現在は国内生産ラインはなく、 現実に復帰する所がない」と言った。キリュン電子はこうした内容で新設会社 を通した就職を提示してきた。

だがキリュン電子分会は「完成品を生産する特性上、サンプル生産とA/Sを担当 する生産ラインが国内になければならない」と主張してきた。だがキリュン電 子側はすでに今年からすべての生産は中国で行われているとし、キリュン電子 分会の主張に反論してきた。

結局、キリュン電子の生産施設が京畿道始興にあることがキリュン電子分会に より明らかになった。京畿道始興のチン・ヨンイテック工場が、キリュン電子 の衛星ラジオのA/Sを担当するラインだという。京畿道始興は、キリュン電子の 新社屋がある地域でもある。

キリュン電子はこの事実を否定したが、8月12日、ある言論とのインタビューで、 事実だと認めた。キリュン電子のペ・ヨンフン理事長は「確認したところ、 A/Sのために今年末か来年始めまで稼動するラインだった」と語った。

だが一時的に運営するラインという点にも疑問が提起されている。キリュン電 子分会は、「今年の6月に本社と工場敷地の売却を決定した後、7月初めに生産 ラインと各種資材を搬出したが、今年の末まで稼動するために工場を新設した というのは話にならない」ということだ。

キリュン電子分会はペ・ヨンフン代表理事が前言を翻し続けていると主張して いる。キリュン分会は「今年8月末に発表した上半期公示資料に国内下請けがあ ると明示されていることから見て、責任を回避するためにこれまで嘘をついて きたと見るほかはない」とし「これまでのキリュン電子の態度を見れば、一時 的稼動という言葉も信じられない」と主張した。

一方、キム・ソヨン分会長は22日に退院して座込み場に戻り、断食を続けると 語った。

http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&id=44018原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-08-23 22:25:53 / Last modified on 2008-08-23 22:25:54 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について