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民主労総、7月2日に米牛肉反対『一日ゼネスト』

1次賛否投票結果70.3%賛成、「李明博政権審判闘争」

イ・コンマム、チョン・ムンギョ記者/ 2008年06月17日11時32分

民主労総は7月2日、『米国産牛肉輸入反対』一日ゼネストをすると発表した。

民主労総は今日(6月17日)、6月10日から14日まで行ったゼネスト賛否投票の 結果を発表した。今回の賛否投票に参加した全組合員51万1737人のうち 27万1322人が投票に参加、投票率は53.1%で、このうち16万9138人の組合員が 賛成票を投じ、賛成率は70.3%に達した。反対票を投じた組合員は6万1549人で 25.6%だった。

民主労総は「単位労組のやむをえない事情で投票できなかった労働組合は、別 途2次投票を実施する計画」と付け加えた。2次賛否投票は、来週中に行われる 予定で、運輸労組鉄道本部、ソウル地下鉄労組、発電労組、公共労組ガス公社 支部など16労組がこれに含まれる。そのため2次賛否投票に参加する組合員数は 11万8546人となる。

民主労総は投票の結果について「投票準備期間が非常に短かったが高い賛成率 を示したのは、BSE牛肉輸入と公共部門の私有化など李明博政権の一方的な国政 運営への組合員の危機意識と憂慮が強いことを示している」とし「今回のゼネ スト勝利を担保する十分な条件になるだろう」と明らかにした。

そのため民主労総は6月16日から月末まで、議題別集中行動および加盟組織別の 集中行動を行い、来る7月2日に一日ゼネストを予定している。その後民主労総 は、予定通り6月末7月の産別総力闘争につなげる計画だ。

民主労総は今日(17日)午前の記者会見で「民主労総のゼネストは、国民の願い に完全に符合する。たがが外れた市場万能政策で二極化の谷をさらに深めよう とする李明博政権への審判闘争だ」と明らかにした。

続いて政府が民主労総のゼネストに厳正に対処する姿勢を示していることにつ いて、民主労総は「憲法のどこにも政治ストライキは不法だと規定されていな いのに、労働者の団体行動権を形骸化して弾圧するための卑劣な術策」とし、 「これ以上政府はくだらない世論糊塗を続けるな」と反論した。

民主労総は「私たちの闘争は一回性のものに終わらない」とし「支持率が底知 れず下落する李明博大統領のビジネスフレンドリーの基調が変わらない限り続 く」と明らかにした。

現代車支部は否決?「概念も喪失した言葉」労組反発

民主労総のゼネスト賛否投票に関して、金属労組現代車支部が否決されたと多 数の言論が報道した。朝鮮、中央、東亜日報と毎日経済をはじめとする経済紙 はもちろん、MBC、KBSも現代車支部のゼネスト賛否投票が否決されたと報道し たこと。

またハンナラ党のイム・テヒ政策委議長は、院内対策会議で「野党の政治スト ライキ、民主労総のゼネストなど、ストライキのドミノ現象が憂慮される状況 で、現代自動車、双竜自動車がストライキに反対しているのはとても責任ある 行動」と異例の現代車支部などの労組を褒め称えた。

彼らが現代車支部のゼネスト賛否投票が否決されたという理由は投票に参加し た組合員中55%が賛成票を投じたが、全組合員の割合では48.5%しか賛成せず、 過半数を越えなかったということだ。彼らは労組の争議行為時、全組合員の過 半数の賛成を得なければならないという労働関係調整法を根拠としている。

だがこれに対して民主労総と現代車支部は明白な偽りだと主張している。彼ら が偽りだと主張する理由は、現代車支部のゼネスト賛否投票が全組合員の過半 数の賛成を越えなかったのは事実だが、金属労組のゼネスト賛否投票は過半数 を越えたためだ。

現代車支部は2006年度に組合員総投票で金属労組に転換し、名称もまた現代自 動車労働組合から金属労組現代自動車支部に変更している。

現代車支部のチャン・ギュホ公報部長は「否決されたと主張するのは、大統領 選挙で全羅道で誰かが2等だったから全羅道では誰それは大統領ではないと主張 するのと全く同じだ」とし、ゼネスト否決報道をしたマスコミ各社を批判した。

また彼はハンナラ党のイム・テヒ政策委議長に対しても「いつも労働者のスト ライキたたきをしてきたのに、事実確認もしない言動で基本的な概念さえ喪失 したという非難を受けるに充分だ」と厳しい忠告を与えた。

民主労総のウ・ムンスク報道担当もこうした言論報道に対して「労働部が昨日 (16日)夕方、記者に現代車支部のゼネスト賛否投票に説明し、記者はこれを そのまま書いたようだ」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-18 05:58:36 / Last modified on 2008-06-18 05:58:36 Copyright: Default

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