「寝ずに運んでもハズレ、自分の金を払わなければ」

現代車カーキャリア貨物労働者がストライキを予告

現代車の車両運行をする貨物労働者たちが5月26日の総会で、闘争を宣言した。

▲5月10日釜山駅広場で開かれた全国貨物運送労働者総力決意大会

貨物連帯蔚山支部江北支会が主軸になって進めている今回の闘争は、軽油価格 が急騰したことで運送料の値上げをしなければ、とても車両を運行できなくなっ たことによる。

現代車の車両運行を担当する託送社は、ヘピロ、ランドシックス、ヒョンチャ ン、ジンファン、ヒョンジンの5社で、貨物連帯蔚山支部江北支会は5月20日、 この5社に交渉要求文書を送り、23日までの回答を要求した。

5月23日までにこれらの託送社から何も回答がなく、支会は26日に総会を開き、 27日に(株)グロービスを相手にまた交渉要求文書を発送した。

江北支会は運送料35％以上の値上げ、石油価格連動制実施などの要求を提示し、 (株)グロービスに30日の午後2時までに交渉に臨むことを要求している。

現在現代車運送をしている車両は240〜250台で、今回の闘争は組合員だけでな く非組合員も共に行っている。暴騰した軽油価格により非組合員も自発的 に闘争に出ている状況だ。

例えば、現代車カーキャリア貨物労働者が最も好むコースは、蔚山-新葛、華城 コース。運送料は55万ウォンで軽油が250リットルかかる。軽油価格がリッター 当り2000ウォンなら燃料代だけで50万ウォン、往復の高速料金が最低5万ウォン。 結局、運送料を燃料代と高速料金に丸ごと注ぎ込み、食事でもしようとすれば 自腹を切らなければならない。

江北支会のオ・ドッカン代議員によれば、貨物労働者の間で「どこに行ってき た」というと必ず「いくら自腹を切ったか」という言葉が出てくるという。

オ・ドッカン代議員は「蔚山にきて、ハズレという言葉を教えてもらった。そ れがちょうど私たちの姿」とし「車両修理費、保険料、食事代、みんな自分の 金で働かなければならないから車を止めるほかはない」と嘆いた。

また「託送社の弾圧が激しい。現代車で運送物量をグロービスから取り、また 託送社がグロービスから物量を受ける形だが、グロービスが託送社にストライ キを防がなければ物量を出さないと強く圧力をかけている。だから託送社は、 ストライキに参加すれば不利益を与えると労働者たちを圧迫している。だから すぐには出られない労働者も多いが、あまりにも生計が苦しいので闘うしかな い」と話した。

2005年の11月に25日間のストライキをした経験がある貨物連帯江北支会は30日 午後2時までに(株)グロービスが交渉要求に応じなければ、31日の午後に第2次 総会を開いてストライキ賛否投票を行い、ストライキが可決されれば直ちに 運送を中断する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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