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コスコム、非正規職労働者を監視して状況日誌を作成

24時間動向を把握し、8億ウォン損賠請求の根拠資料として提出

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年03月27日15時09分

コスコムが非正規職労働組合を対象として24時間動向を把握して記録した 「状況日誌」が表面化し、論議になっている。

証券労組コスコム非正規支部は3月27日、損害賠償請求訴訟の証拠資料として使 用者側が提出した「証券労組非正規支部一日状況」の文書内容を公開し、「コ スコムが非正規職労組を密着監視してきた」と明らかにした。

コスコムは最近、事務金融連盟と証券労組幹部、コスコム非正規支部組合員の 全員を相手に8億2600万余ウォンの損害賠償請求訴訟を提起した。訴訟を提起す るにあたって根拠として提出した資料で、労働組合監視を自ら認めた形だ。

問題になったこの一日状況日誌には、日付、時間と共に組合員の移動経路と動 きが詳細に記録されている。証券取引所前の状況はもちろん、コスコム非正規 支部がどの交通の便でどんな労組の連帯集会に行ったか、集会でどんな発言が あったか、何時に座込み場に戻ったのか、テントで就寝している幹部の名前、 食事の状況、組合員が怪我をしたことまで具体的に記されていて、衝撃的だ。

しかも労組内部のスケジュールと議論の内容など、尾行と監視だけでは把握で きない内容も相当数記されており、盗監聴の疑惑も受けている。また集会申告 の内訳や連行者リストのような警察情報も記載されていたことから見て、警察 の情報提供など協力があったことと推測される。

コスコム非正規支部は「コスコムが労組を24時間密着監視して尾行、監聴も問 わず動向を把握し、損害賠償訴訟に何の問題意識もなく証拠資料を提出した」 とし「明白な不当労働行為であり、非正規職労働者の人権を蹂躙したもう一つ の証拠」と反発した。

現在、コスコム非正規職労働者に請求されている損害賠償額は、コスコムと証 券取引所請求を合わせて11億5600万余ウォンで、略式命令と罰金も1億余ウォン になり、すべて合計すると12億6千万余ウォンに達する。損害賠償金額にはコス コムおよび証券取引所と契約を結び組合員に物理力を行使している警備用役業 者の費用も含まれている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-04-07 03:28:49 / Last modified on 2008-04-07 03:28:50 Copyright: Default

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