本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:コスコム非正規職座込み場の暴力撤去を人権委に陳情
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1206180514949St...
Status: published
View


「足で頭を蹴られて気を失った」

コスコム非正規職座込み場の暴力撤去を人権委に陳情

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年03月13日16時59分

3月11日、証券労組コスコム非正規支部のストライキ座込み場が、警察と永登浦 区庁により強制撤去されたことに対して人権団体と労働界の反発が弱まらずに いる。

全国37の人権団体で構成された人権団体連席会議と全国事務金融労働組合連盟 は、3月13日午前11時に国家人権委員会前で記者会見を行い、今回の事態を糾弾 し、警察庁長官、ソウル地方警察庁長官、永登浦警察署長、永登浦区庁長、 用役業者使用者と職員を被陳情人とする陳情を国家人権委に提出した。

記者会見に参加した民主労総の李錫行委員長は、「この半年間、イーランドと コスコム非正規職問題を自然に解決するため多くの努力と要求をしてきたが、 李明博政権は就任後直ちに民主労総への魔女狩りにやっきになっている」とし 「立法司法行政部から(コスコムが使用者の地位にあることが)認められた非正 規職に、国民の税金で暴力団を動員して暴行することが、法と原則を守ること なのか」と糾弾した。

▲座込み場強制撤去当時用役業者職員に集団殴打され、病院に入院しているコスコム非正規支部組合員が記者会見で当時の状況を説明している。

座込み場強制撤去事態の当時、現場にいたコスコム非正規支部のチョン・ヨン チョル組合員も、患者服と車椅子姿で参加して注目をあびた。チョン・ヨンチョ ル組合員は「座込み場の前に腕を組んで座っていたところ、十人から二十人程 度の用役が駆寄って容赦なく頭を蹴り始めた」とし「頭を乱打され気を失った」 と当時の状況を証言した。

「失神するまでの短い時間にさまざまな思いがよぎった」というチョン・ヨン チョル組合員は「庶民のためという李明博政権に、まさか思ったが、こんなこ とがおきてみじめさを禁じ得ない」と話した。「私がやられたことがくやしい のではなく、非正規職と庶民は今後、気を失い、苦しい生活をしていくのだと 思うとあまりにもみじめだ」と付け加えた。

当時、永登浦区庁と契約した用役業者職員が強制的に座込み場を撤去する過程 で、6人の組合員が負傷して病院に運ばれた。現在は治療を受けて退院した組合 員の他に、大怪我をした2人の組合員が入院治療を受けている。

人権団体連席会議によれば、用役業者職員の暴力行為は「警備業者は他人の自 由と権利を侵害したり、その正当な活動に干渉してはならない」と規定してい る警備業法に反する違法な行為で、警備会社の許可取り消し理由にも該当する。 したがって、このような用役業者を雇った永登浦区庁、暴力を放棄した警察も 責任を取るべきだという立場だ。

参加者たちは記者会見文で「今回の事態が大統領就任から半月で起きたこと、 非正規問題の初めての解決法が非常に暴力的だということ、行政官庁と警察が 軍事独裁時期を連想させる違法行為を行ったことなどは、驚くべきだ」とし、 「再びこのような暴力侵奪行為が再発しないように、国家人権委員会は徹底的 に調査してほしい」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-03-22 19:08:34 / Last modified on 2008-03-22 19:08:36 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について