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韓国労総もコスコム非正規職座込み場撤去を糾弾

「庶民の経済再生するという李明博の約束を疑せる」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2008年03月11日18時26分

ニューコア-イーランド労組とともに非正規職法の代表的な副作用の事例として 社会問題になったコスコム非正規職労働者の座込み場が3月11日に電撃撤去され たことをめぐり、労働界の糾弾声明が続いているが、韓国労総もこれに賛同し たことで注目されている。

韓国労総は、コスコム非正規支部の座込み場が警察と永登浦区庁により撤去さ れた後、「コスコム非正規職座込み場暴力撤去を強く糾弾する」という内容の 声明を発表した。韓国労総が1つの単位事業場、それも民主労総所属の非正規職 労組に関して、立場を表明するのはめずらしい。

韓国労総は声明書で「不法派遣で苦しんできたコスコム非正規職労働者たちの 声を無視し、用役職員を動員して暴力的に撤去したことに怒りを禁じえない」 とし「李明博政権が発足から1か月もたたないうちに起きた今回の事件は、850 万非正規労働者に絶望を抱かせる」と糾弾した。

また「立法司法行政部が認めた不法派遣を無視しているコスコムの態度には目 を塞ぎ、非正規職労働者に力をふるうのは、政府の役割ではない」とし「庶民 の経済を生かすという李明博政権の約束を疑わせる」というかなり強い批判の 立場を見せた。

「非正規法の弱点を悪用する使用者に鉄槌を下そうとはせず、労働者だけを捕 まえるのは、政府がすることなのか」と問いかけ、「現行の非正規法の問題を 補完して、無分別な外注委託転換を規制する合理的な政策を一日も早く作れ」 と付け加えた。

韓国労総が昨年7月に民主労総イーランド労組の座込み場が公権力に侵奪された 時、糾弾声明書を発表したものの、大統領選挙時期李明博候補との政策連帯を 宣言し、当選後は親与党的な動きを見せてきた最近の態度を考えると、今回の 声明は異例だ。しかもコスコム正規職労組が「コスコム非正規支部闘争を無視 している」という理由で昨年11月に民主労総事務金融連盟から除名され、現在 は韓国労総公共連盟に加入しているという点も関心の対象になっている。

一方、上級団体の民主労総をはじめ、全国公務員労働組合などの傘下組織も コスコム非正規支部座込み場侵奪に対する糾弾の立場を続々と発表している。 今回の事態をめぐる労働界の反発は簡単には弱まりそうもない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-03-12 04:48:18 / Last modified on 2008-03-12 04:48:19 Copyright: Default

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