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GM大宇非正規職、「解雇者復職」を要求して高空籠城

元下請会社側の交渉拒否と報復性解約が発端

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年12月27日16時26分

外注化中断と解雇者復職、労組認定などを要求して、仁川の富平GM大宇自動車 工場西門前で59日目のテント座り込みをしている金属労組GM大宇自動車非正規 職支会が今日午前10時から高空籠城に入った。

▲GM大宇自動車非正規職支会が「解雇者復職」を要求して27日午前10時、20数メートルのCCTV塔で高空籠城に突入した。[出処:GM大宇自動車非正規職支会]

GM大宇自動車富平工場の非正規職労働者たちは、9月に労働組合を設立し、会社 側との交渉を要請してきた。だが、わずか一か月で35人が解雇され、外注化方 針などで深刻な雇用不安に苦しんでいる。

最近では下請け業者のウクサン企業が地方労働委員会により、組合員3人の解雇 は不当という判決を受けたが、後続措置が取られず、もうひとつの下請け業者 のスピードパワーワールドは解雇者16人を新規業者のANTテックに雇用継承して くれという要求を拒否し続けている。

そのため12月26日、ANTテックを抗議訪問した非正規職支会組合員が徹夜座り込 みまでしたが、会社側は結局交渉を拒否したのでパク・ヒョンサン組織部長が 高空籠城に入った。

パク・ヒョンサン組織部長は、GM大宇富平工場を見下ろす20数メートルのCCTV 管制塔に上がり、「GM大宇、ANTテックは非正規職解雇者を即刻全員雇用継承し ろ」、「GM大宇は外注化を即刻中断して非正規職解雇者復職を履行しろ」とい う大型懸垂幕をかけた。

高空籠城に突入したパク・ヒョンサン組織部長はチャムセサンとの電話通話で、 「3つの支会要求のうち、特に『解雇者全員復職』を要求して上がった」とし、 「すでに地労委で復職判定が出たウクサン企業解雇者3人と、スピードパワーワー ルドでの報復性解約で復職闘争中の16人の仲間が今年中に全員雇用継承されれ ば良い」という希望を明らかにした。

合わせて「すぐ引きずり出されたが、最近工場進入闘争をした。上から工場を 見下ろすのは初めて」としながら「複雑で息苦しい気持だが、とにかく上がっ てきたのだから私たちの要求を必ず勝ち取って降りる」という覚悟を伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-29 20:29:17 / Last modified on 2007-12-29 20:29:19 Copyright: Default

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