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ハイビット原職復帰ための嶺南圏金属労働者決意大会

蔚山支部4時間ストライキ、サムスンSDI釜山工場休業

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2007年12月10日13時40分

金属労組蔚山支部がサムスンSDIハイビット原職復帰争奪のために、12月7日、 4時間のストライキに突入し、蔚州郡三南面のサムスンSDI釜山工場前で「サム スンSDIハイビット原職復帰、労働弾圧糾弾、サムスン財閥審判のための金属労 組決意大会」を開いた。

▲サムスンSDIハイビット原職復帰、労働弾圧糾弾、サムスン財閥審判のための金属労組決意大会

嶺南圏金属労組決意大会として進められた集会には、600人余りの蔚山支部組合 員を含み、慶南、大邱、浦項、扶養支部などと民主労総蔚山本部組合員約千人 が工場の前を埋め、サムソン資本を糾弾して連帯闘争でハイビット原職復帰闘 争に勝利することを宣言した。

この日の集会にはサムスンSDI正規職労働者も参加して注目された。

サムスンの不法秘密資金のうち3000億ウォン以上の秘密資金を造成したサムス ンSDIは、11月1日に労使協議会で1050人に整理解雇計画を通知した。すでに多 くの社内下請業者と非正規職労働者が解約や整理解雇され、路上に追いやられ ている状態だった。

その上、釜山工場は金属労組集会の前から6日と7日の二日間、予定にもなかっ た全工場の休業に入り、正門前には集会に備えて作ったと見られる2メートルの 高さの鉄の扉が労働者を遮って立っていた。

集会開始前に進められた権永吉民主労働党大統領候補の選挙遊説が少し長くな り、金属労組決意大会は30分遅れて午後3時に始まった。

大会の事前集会で民主労総の李錫行(イ・ソクヘン)委員長は「カエル王国では カエルが王になるべきで、蛇が王になれるのか」とし「12月19日は、労働者が 大統領府を勝ち取り、来年4月の総選挙にも勝ち、労働者政権を作ろう」と訴えた。

力強い進軍の太鼓の音が雲一つなく晴れ渡った冬空に響き、金属労組蔚山支部 のキム・ジノ主席副支部長の司会で始まった本大会で発言した人々は、誰もが 口をそろえて「サムスン財閥解体と李健煕拘束」を叫んだ。

金属労組のチェ・ヨンギュ事務局長は、「何度も勝利してきた金属労組の連帯 闘争で必ず勝利するように、さらに激しい闘争を展開しよう」と強調した。続 いて「労働者が先頭に立ってサムスン不正を一つ一つ暴き、解雇者たちを原職 に復帰させ、サムスン財閥を解体しよう」と主張した。

民主労総蔚山本部のハ・ブヨン本部長は激励のあいさつで「今日の闘争は李健 煕を拘束し、サムスン財閥を解体する始まりだ」とし、「数千人の整理解雇を しながらたった一度も勤労監督を受けないサムスンSDIへの特別勤労監督を要請 する」と述べた。

民主労働党蔚山市党のキム・グァンシク委員長は連帯発言で「サムスンの不正 腐敗悪循環の輪を断ち切る時、一歩進む」とし「今日の覚悟と決意を忘れず、 私たちの怒りでハイビットの労働者たちが必ず現場に戻れるようにしよう」と 決意を述べた。

金属労組慶南支部の副支部長も、「盧武鉉は執権5年間、労働者の血の汗を絞り 取って任期を終えた」と非難し、「新しい戦線で闘争に進もう」と訴えた。

続いてハイビット組合員は、250日以上の闘争過程を描いたパフォーマンスを披 露し、蔚山地域の文芸活動家たちが非正規職の世の中を作ろうとする資本家の 意図と、サムソン資本の労働弾圧、利潤蓄積、秘密資金造成による政経癒着を 風刺する公演を進行した。

金属労組蔚山支部のカン・テヒ支部長は、困難な条件でもストライキでサムス ンSDI工場の前に集まった組合員と連帯に来た組合員に感謝の挨拶をし、8か月 以上の闘争でも労組との直接交渉要求を拒否するサムソン資本を非難した。続 いて「サムソン資本に原職復帰と労組の旗をたてることも重要だが連帯の気風 を作ることも重要だ。連帯闘争でハイビットを含む闘うすべての労働者が現場 に戻れるようにしよう」と話した。またハイビット原職復帰のために蔚山支部 は最後まで闘争すると宣言した。

最後に発言したサムスンSDIのソン・スグン解雇労働者は「正規職労働者が6月 の集会に出席したことを理由に会社から警告状を受けたが、屈することなくこ の席に参加にし、労組を作るために準備している」と伝え「整理解雇を防ぐこ とがハイビットへの復職だ」とし「サムソン資本を打倒し、必ず復職して無労 組を粉砕する」と覚悟を述べた。

集会の参加者はたいまつを持って正門を回り南門までデモ行進をした後、また 正門に戻って日が沈む空の下、サムスンSDI工場に向かって約千本の爆竹を爆発 させて『サムスン無労組経営』と『整理解雇』の火あぶり式をして終わった。

なお、同時刻にソウルのサムスン本館前でもサムソン資本を糾弾する民主労総 2次決意大会が行われ、3週間上京闘争をしているハイビット組合員たちも参加 した。ハイビット金属労組組合員の原職復帰闘争は250日を越え、100日以上テ ント座り込みを続けている。(チェ・ユンジョン現場記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-14 06:20:35 / Last modified on 2007-12-14 06:20:37 Copyright: Default

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