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イーランド事態、241人召喚、労組支持団体告訴も

交渉再開は難しく、対立は深まる...「政府は悪徳使用主を保護するな」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年08月30日19時02分

「イーランド会社側、売り場封鎖闘争のために交渉延期を一方的に通知」

イーランド労使が今日(8月30日)午後7時、交渉を再開する。しかしイーランド 会社側は今日、労組側がホームエバー上岩店で行っている売り場封鎖闘争が終 われば交渉すると労組側に一方的に通知をしてきたため、交渉の成功も不透明 な状況だ。労組側は約束されていた午後7時に交渉に出る計画だ。

これに対して民主労総は緊急声明を出し、「売り場封鎖闘争を口実として、闘 争中には交渉が出来ない、闘争が終わった午後10時に交渉をしようと一方的に 通知してきた」とし「私たちの闘争は、会社側が交渉を懈怠するから行ってい るので、交渉に出てきて事態解決の真正性も見せようとしない状況で、闘争の ために交渉が難しいというのは結局交渉をしないという意図だ」と強く反発した。

今回の交渉は、ホームエバーでは20日ぶり、ニューコアは半月ぶりにようやく 開かれたわけだが、成果を期待するのは難しいものと見られる。

イーランド一般労組のパク・スヌン状況室長は、「会社側が特別な立場の変化 を示していない」とし「環境労働委の議員が会社を訪問し、国政監査にパク・ ソンス会長を証人に採択すると言うなどの外部的圧力があり、会社側が交渉を 提案したが、内容的に期待できるものはない」と明らかにした。

イーランド会社側、連帯団体業務妨害で告訴...追加告訴も

こうした状況で、イーランド会社側は昨日(29日)、ニューコア-イーランド労 働者の戦いに連帯した社会団体を名誉毀損と業務妨害などを理由に告訴し、 イーランド労使の対立が深まるばかりか労働社会団体との関係も悪化している。 これは交渉にも否定的な影響を及ぼすものと見られる。

イーランドグループはタハムケ(All Together)と週刊誌の『応戦』を虚偽事実 流布を理由としてソウル中央地検に告訴状を提出、その後、労働者の力と学生 団体も「労使紛糾に不法に介入している」とし、追加告訴する姿勢だ。

「暴力が度を越している」

連帯団体に対する告訴はもちろん、労組が行っている店舗周辺の集会でイーラ ンドが雇用した用役警備、本社職員と一部のテナントによる暴力が度を越して いるという提起も相次ぎ、労使対立はさらに深刻化している。ニューコア-イー ランド労組の上級団体であるサービス連盟は今日声明を出し、「最近売り場周 辺で合法的な集会闘争をしている組合員に対し、イーランドは用役警備はもち ろん、本社職員と共にテナントのオーナーを立てて集団的に暴力を振るってい る」と説明した。

サービス連盟によれば、外注職員、本社職員、入店事業主たちは、8月16日に ホームエバー木洞店前では集会をしていた組合員にタマゴと物を投擲したり、 25日にはホームエバーワールドカップ店前で組合員を集団暴行し、集会参加者 に向かって食酢が入ったペットボトルを投げたという。

そのためサービス連盟は、「イーランドは自分たちに不利な世論を反転させる ために商人を押し立てて、まるで組合員の合法的な闘争が零細商人の生存権を 威嚇しているように演出している」とし、「労組との交渉は不誠実にしながら 世論を糊塗し、国民を欺瞞する行為は、結局イーランドが自滅を招くというこ とを明確に理解すべきだ」と警告した。

対立解消どころか召喚状を乱発する警察

一方、政府はイーランド労使の対立を解くために努力どころか、対立に燃料を 入れて火をつけている。

民主労総が把握した結果、イーランド事態と関連警察は241人に1回以上召喚状 を発行し、拘束者は12人に達し、5人は手配中だ。召喚状が発行された人は民 主労総中央幹部が11人、民主労総加盟組織組合員44人、イーランド一般労組60 人、ニューコア労組は130人に達する。

これに対して民主労総は「盧武鉉政権になって拘束された労働者が先月末まで で938人に達し、こうした姿勢が続く限り、盧武鉉政権が拘束させた労働者は 千人を越す労働弾圧の新記録をたてるのは時間の問題」と指摘し、「政府は悪 徳使用主を保護することに汲々とする態度を捨て、会社側が誠実な交渉に臨め るようにするべきだ」とし「盧武鉉政権は民主労総の正当な生存権死守闘争に 対する弾圧を中断し、至急拘束者を釈放すべきだ。無差別的な召喚状発給行為 もまたすぐ中断しなければならない」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-09-20 20:43:02 / Last modified on 2007-09-20 20:43:02 Copyright: Default

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