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ニューコア江南店も売り場封鎖、事業主と衝突も

「民労総は退け」テナント事業主のデモで散発的な摩擦

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年07月21日17時34分

イーランドグループ店舗2次総力闘争が行なわれている21日、ニューコア江南 店の付近でも午前10時から集会と座り込みが続いている。

20日午前、ニューコア労組の組合員たちが強制連行されたキムスクラブ江南店 と、すぐ近くのニューコア・アウトレットの建物の間に集まった約300人の民 主労総組合員は、政府の公権力投入を糾弾してイーランド-ニューコア労組と 最後まで連帯すると宣言した。

▲雨粒が一進一退する中でニューコアアウトレット前でもイーランドグループ糾弾総力闘争が進められた。

▲警察バスでふさがれたニューコア江南店の入口でイーランド不買運動垂れ幕を広げた。

民主労総ソウル本部のパク・スンヒ事務局長は演壇に上がり、「私たちニュー コア・イーランド組合員たちの願いを込めて、神様に祈ります」とし「本当に 私たちの神様なら、パク・ソンスをあの調子で放っておいてなりません。パク・ ソンスに雷を下して下さい」と話した。

短い決意大会を終えた後に民主労総組合員、学生と貧民・撤去民の二組に分れ、 ニューコア2001アウトレット江南店の2か所の入口の前で座り込み、闘争を続 けている。

一方、この日の午前からニューコアアウトレット江南店の正門前に、テナント の事業主約50人が出てきて垂れ幕とピケを動員し、労働者に抗議するなかで、 散発的な衝突が続いた。

これらの事業主たちは「第三者の民労総は退け」、「民労総は不法行為を中断 して商人の生存権を保証しろ」などの内容が書かれた垂れ幕とピケを持ち、売 り場の入口を防いだ。これに抗議する組合員に罵声を浴びせて体当たりをした。

公共部門の非正規職だというある女性労働者は「非正規職として働いても、正 規職と同じように働くのに、月給は半分で年末には雇用不安に苦しみながら、 いくらつらくても解約が怖くて言えない」とし「とてもニューコア労組が誇ら しい。正規職と非正規職が固く団結して戦っている労働者たちに心から連帯す る」と話し、大きな拍手を受けた。

▲ニューコア江南店のテナント事業主がピケを持ち「商人の生存権を保証しろ」と激しく抗議した。

▲ニューコア労組の組合員とテナント事業主の間をニューコア会社側職員が遮っている。

集会の途中、揶揄を送り続ける事業主に向かって「皆さんがそのようにするの は誇らしくありません。家族の中に、友人の中に、親戚の中に、きっと非正規 職がいるでしょう。同じように働いても半分しか受けられません」と訴え、 「非正規職の月給はとても少なくて、皆さんが売っている品物が買えません。 非正規職がいなくなれば、皆さんの商売もうまくいって皆がよく暮せます」と 話した。

テナントの事業主たちは二つの建物のニューコアアウトレットの二店舗の入口 に立って、店を訪れる買い物客を後に押しやり、闘争をしている組合員と散発 的な衝突を続け、会社側の保安職員が双方の間を遮っている。警察は特別な動 きはなく、少数の戦闘警察を配置して警察バス一台を利用して店の正門をふさ いでいる。

雨が降ったりやんだりする中で、組合員はのりまきで昼食を取った後、二つの 建物の間で自由発言と集会などを続けている。一方、警察は午後6時までは集会 を許可すると通知してきた。合法集会申告を提出して午後10時まで闘争を続け ようとしている労働者と衝突が発生する可能性もある。

[インタビュー]ニューコア労組のファン・ジョンラン組合員

他の組合員たちと共にニューコア・キムスクラブ江南店で徹夜で座り込み、 侵奪当日は午前中にしばらく出かけていたファン・ジョンラン組合員は、 午前の時間を利用して公権力が投入されたことに対して「ひどい」と反応した。

「夜通し一緒でした。侵奪があることと予想していたから。朝はなかったし 支援にきてくれた人たちもそうでしたが、私たちもその時間とは思わなかった んです」。

そのうち、公権力投入の知らせに接して現場に駆け付けたが、近くの高速ター ミナルから座り込みをしている売り場まで、警察バスですべて塞がれていて、 地団駄を踏みながら仲間たちが連行される姿を見守るほかはなかったという。

「近寄れずに反対側からしか見えなかったので、胸に熱いものがこみ上げてき ます。その怒りを解放する方法もなく、わあわあ泣くしか方法がなかったので す。警官たちが(組合員たちを)ずるずるひきずり、服がまくれ上がり、荷物を 持つように引き摺り出したのに泣くしかありませんでした」。

そのようして仲間たちが捕まり、手配中のパク・ヤンス委員長も連行されたが、 今日ニューコアの前に集まった組合員の表情は意外とりりしかった。連行現場 を涙で見守った後、みんなが「もっと頑張って闘争しなければならない」とい う決意を抱いた。

「仲間たち捕り、ほとんど泣きもせずに『48時間後にまた会おう』と、とても 堂々と叫び、闘争のシュプレヒコールをあげて決然としたようすだったんです よ。だから私たちは、もっと頑張って闘う決意をしました。『外でもっとがん ばる』と携帯メールを送りました」。

こうしたニューコア労組組合員たちの立場としては、「いいかげんに商売をし よう」と集団行動を始めたテナント事業主の態度が苦々しく感じられる。ファ ン・ジョンラン組合員は、会社側が彼らを動員したという疑いを提起して、 「よく考えろ」と忠告した。

「この江南店の営業支援部にチャン00社長がいます。その人が事業主たちに電 話して、扇動して(ピケデモを)させるのを私がそばで聞きました。組合員たち は、これらの人たちが会社に扇動されて出てきたことを誰もが知っています。 でも、こうして出てきて抗議されればされるほど、私たちの闘争は長くなるで しょう。互いに死のうというのか... 私たちはたいして損をしません。80万ウォ ンの私たちより、何百万ウォンを取る彼らのほうが損害が大きいのですから、 よく考えなければいけないのに単純に考えもなく行動されるようで苦しいです。 むしろ会社側にはやく解決しろと要求しなくてはなりません」。

「会社側に言いたい話? 交渉の時、とても卑劣な言論プレイをしました。とう てい委員長には受け入れられない内容だったので決裂したのでしょう。まった く交渉をしないと言うべきか。本人が真心でできるところまで努力せずにどう にかなるかのように政府を押し出して、言論プレイをして、なおさら私たちは もっと強く闘争するんです。私たちはもっと堅固になって、闘争はさらに長く なるでしょう」。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-24 00:53:02 / Last modified on 2007-07-24 00:53:03 Copyright: Default

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