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「工事現場のすべての労働者に8時間労働を」

[インタビュー]タワークレーン分科イ・ギョンヒ労働者

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2007年06月08日15時01分

工事現場で一番高いところにあるタワークレーンを運転する操縦士と言えば、 普通は男性の労働者を思い浮かべる。しかし彼らと同じ条件で働く女性労働者 たちがいる。

ヤウム洞のロッテキャッスル工事現場でタワークレーンを運転する イ・ギョンヒ氏は、毎朝100メートルの高さに出勤する。

労働者の権利を取り戻すために4年前に労働組合に加入したというイ・ギョンヒ氏は7年タワークレーンを運転している。

性が違っても働く条件は男性も女性も全く同じだというタワークレーン操縦士 のイ・ギョンヒ氏は、1坪にもならない狭い操縦室で一日10時間働く。

昼休みの時だけ降りてきてご飯を食べ、午前5時間、午後5時間を操縦席で働く イ・ギョンヒ氏は、一人の仕事なので自由だろうという漠然とした思いでこの 仕事を始めたという。

しかし男性労働者中心の工事現場の特性により、最初は仕事に困難が多かった という。

「初めて仕事をした時は、男性の操縦士と簡単に話すことができず、女性操縦 士には見下した言葉使いをするなど、ひどい扱いをされて大変でしたが今はと ても良くなっています」。

タワークレーン操縦士経歴7年目のイ・ギョンヒ氏は何よりも一日8時間労働を 実施しろと強調した。

「元請会社と賃貸会社が一日10時間仕事をする契約をします。操縦士が2時間 の延長勤務はしたくないとも言えず、強制勤務をしているのが実情です」。

イ・ギョンヒ氏は、8時間労働は単にタワー操縦らだけでなく、工事現場のす べての労働者に適用すべきだと話した。

「普通工事現場で肉体労働をしている労働者は一日10時間働いてもチーム長が 要求すればそれ以上働くこともあります。私たちが8時間労働を実施したら、 彼らも一日の労働時間をそれだけ減らせるのではありませんか?」

イ・ギョンヒ氏は8時間労働と共に建設装備登録を一日も早く実施すべきだと 付け加えた。

「今は10年、20年たった老朽設備が腐食しても、塗装し直して古い部分を隠し、 そのまま使っており、操縦士は深刻に安全性の威嚇を感じながら働いています。 タワークレーンを建設装備として登録し、安全検査を受けて老朽化した装備は 廃棄させなければなりません」。

高空の強風の中で重量物を扱うタワークレーン作業をしていると、7年の経歴 を持つイ・ギョンヒ氏もひやっとすることがあると吐露した。

イ・ギョンヒ氏はタワークレーン労働者のこうした現実を変えるために仕事を やめ、今日も空ではなく地に足をつけてストライキ闘争に参加している。

建設労組クレーン分科は、2000年からタワークレーンを建設機械として登録し、 体系的な管理をするよう絶えず政府に要求してきた。この2月の臨時国会で建 設機械法改正案が通過し、建設交通部による体系的な管理と検査ができるよう になった。

しかし労働部と建設交通部の間でタワークレーンの検修権に関する意見の違い により、建設機械登録が無効化される危機に置かれている。(チョン・ギエ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-11 08:13:06 / Last modified on 2007-06-11 08:13:20 Copyright: Default

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