本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:ASA支会、太田工場前で決意大会
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1196091025265St...
Status: published
View


「病気も怪我もない現場を作ろうといっただけ」

ASA支会、韓国タイヤ太田工場前で決意大会

チョン・ユンミ メディア忠清記者 moduma@jinbo.net / 2007年11月20日16時30分

「民主労総所属労組は労組ではない」

全国金属労働組合大田忠北支部ASA支会が、自分たちが働く(株)ASAが労働者の 労災と死亡の事実を隠しているという主張を展開している。また会社側が団体 交渉を要求したASA支会に、民主労総所属労働組合は対話相手ではないと主張 していると伝えられ、忠清地域労働者の反発をかっている。

11月19日午前、大田地域第3・第4工団にある韓国タイヤ太田工場正門の前で約 150人の労働者が『労働弾圧粉砕、労働者健康権争奪のための大田地域労働者決 意大会』を開いた。

(株)ASA、十を越える労災事故の発生も隠す

キル・ジュンヨン金属労組大田忠北支部ASA支会支会長は「韓国タイヤ太田工場 系列会社の(株)ASAは、アルミホイール製造業者で各種化学物質を使う事業場」 とし「最近3年間に十を越える労働災害事故が発生したが、会社は事件を隠そう として労働部に申告もせず、懐柔と脅迫で遺族に対してきた」と明らかにした。

▲キル・ジュンヨンASA支会長

決意大会でキル・ジュンヨン支会長は「2000年度に一緒に働いていた同僚がパ レットの下敷になって死んだ時も、遺族が工場の前で祭事をさせてくれと社長 に懇請したが拒否された時も、私たちは何も言えなかった」として「私たちも 人扱いされて働こうと、10月13日に労組を設立した」と話し、参加者の拍手が わき上がった。

キル・ジュンヨン支会長は韓国タイヤ正門で集会を開いた理由を「労組を設立 してすぐに(株)ASAに4回の交渉を要請したが、結局開かれた2回目の交渉は内容 がなかった」とし「経営陣が私たちに会わないのは、(株)ASAの株100%を所有 する韓国タイヤが民主労総の設立自体を認めないでいるため」と説明した。

チョ・ミンジェ全国金属労働組合大田忠北支部支部長は「(株)ASAは労働組合と 交渉をせず、懐柔と弾圧を続けている代表的な事例で、10月18日大田忠北支部 の役員と支会長、事務長に労組活動をした代価として8億1千8百万ウォンの損害 賠償を請求した」とし「あくらつな資本」と強調した。

これについてASA支会拡大幹部たちは「真夏に作業服の汗が白い塩になるまで働 いた。私たちが使う機械は故障すれば直して油も塗るのに、私たちは全身がつ ぶれても、横で働いた人が死んでも、気にしない会社」と(株)ASAの労働弾圧を 知らせた。

また「うちの子供達が、お父さんの会社は本当に良い、私も会社に入りますと いう言葉が聞けるように、病気にならず、怪我をせずに働ける会社を作りたい」 という希望を伝えた。

韓国タイヤ遺族対策委もASA支会闘争と共に

この日午前、決意大会を終えた後、忠清地域の闘争事業場の仲間たちは、午後 一時に開かれた2次決意大会に参加した。これに韓国タイヤ遺族対策委が参加し て参加者らの目を引いた。

▲韓国タイヤ遺族対策委で涙で綴られた日記を読んでいる

チョ・ホヨン遺族代表者は自分が書いた日記を読みながら「31日、遺族が韓国 労総所属ムン・ギソン韓国タイヤ労組委員長に抗議書簡を渡しに行った時、会 うどころか少し離れた場所から顔を見ることもできなかったの。今日はこのよ うに共に戦ってくれる人々がいるので、力になる」と話した。

また「1年8か月間、労災を認めなかった韓国タイヤだが、遺族対策委が組織さ れて集会を始めた初日から、対策委に加入している個人に連絡があり、対策委 を止めさせている」とし「いくら会社が弾圧しても最後まで一緒に行こう」と 決意を明らかにした。

労組弾圧と労働災害の天国(株)ASA。そして労働者の権利を保証させるために闘っ ているASA支会。彼らの動きに地域労働者の関心が集中している。

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-27 00:30:25 / Last modified on 2007-11-27 00:30:26 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について