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解雇条項で埋められた無期契約転換に学校非正規職が団体交渉を要求

公共労組ソウル地域学校非正規職、「無期契約転換は欺瞞だ」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年11月14日16時25分

10月1日から政府は『公共部門非正規総合対策』を実施し、7万人の公共機関の 期間制労働者を無期契約に転換している。しかしこのうち約5万人を占める学校 非正規職労働者は「解雇条項で埋まった入れた無期契約は欺瞞だ」として「無 期契約転換は雇用安定と処遇改善策ではない」と強く批判している。

特にソウル市教育庁が発表した無期契約勤労者に対する『人事管理規定案』で、 △最下位の勤務評価を3回以上受けた場合、△学校の統廃合および休校、△公務員 の補充、△学生数減少、△事業の終了や変更などが解雇の理由に含まれ、学校非 正規職労働者たちはこれを解雇を自由にする『毒素条項』と指摘している。

11月13日、公共労組傘下のソウル地域学校非正規職労働者はソウル教育庁前で 記者会見を開き、△人事管理規定案廃棄、△団体交渉拒否学校指導監督、△公共労 組と学校非正規職の人事、労働条件などをかかげ、面談などをソウル市教育庁 に要求した。

[出処:公共労組]

ソウル市の永登浦中、ウォルゲ中、九老中、九老高、シンモク高、星辰女子高 で働く非正規職労働者たちは、人事管理規定案を批判して各学校に団体交渉を 要求している。各学校長がソウル市教育庁の指針を理由に無期契約転換時に人 事管理規定案に署名することを強要しているため。これに対して記者会見参加 者は「学校長はすぐ同意署名しなければ無期契約対象から除くという脅迫と懐 柔を続けている」とし「これだけでなく一部の学校では、号俸凍結と定年差別 などの人事管理規定案にもない毒素条項まで追加している」と伝えた。

各学校に要求した団体交渉の状況について記者会見の参加者は「3回交渉を要求 したが学校は悪徳企業主のような交渉の遅延と懈怠、不当労働行為を行ってい る」とし「こうした状況でもソウル市教育庁はいつも労働組合の面談の要求さ え拒否しており、学校が交渉を避けられるように助けている」と説明した。ソ ウル地域学校非正規職労働者は団体交渉をしない学校の前で交渉参加を要求す る1人デモを続けている。

公共労組は「われわれは定年を保障するのではなく、いつでも解雇できるとい う意味の現就業規則は認められない」とし「ソウル市教育庁が公共部門非正規 職総合対策の基本趣旨を生かして、雇用の安定、差別の是正などの内容をきち んと施行する模範使用者として自らの役割を果たせ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-11-17 12:24:43 / Last modified on 2007-11-17 12:24:46 Copyright: Default

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