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放送会社非正規支部KBS分会、部分ストに突入

KBS分会、「KBSが直接雇用を回避する手段に間接雇用を利用」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年10月09日14時03分

全国言論労働組合放送会社非正規支部KBS分会が今日(10月9日)の午前0時を基点 にストライキに突入した。ストライキは順法闘争を併行し、午前中の2時間部分 ストとして進められる。

KBS分会組合員たちは、KBSが100%出資して設立した会社であるKBSビジネス(株)が また100%出資して作った(株)放送車両サービスに所属している。KBS分会は、 「請負の再請負の形で雇用される非正規職労働者」と自分たちを説明した。

KBS分会は報道資料で「7回の本交渉で、現行の123万ウォンの給与では生計が危 険な状況だとして23万5千ウォンの引き上げ要求と、福祉恩恵の新設などを要求 したが、会社は財政を理由に現行水準での凍結を主張、交渉が難航していた」 とし「そのため地方労働委員会での調整続きを取り、最終ストライキに突入する ことになった」と明らかにした。

10月8日、ソウル地方労働委員会が5%の賃金引き上げ案(6万 8千ウォン)を調停 案として提示したが、労使ともこれを拒否した。そのためKBS分会は争議行為の 賛否投票を行い、在籍組合員269人中208人が参加、169人(81%)が争議行為に賛 成し、ストライキを宣言した。KBS分会はストライキに突入した今日KBS本館の 前でストライキ出征式を持った。

KBS分会はストライキ突入にあたって声明を出して元請のKBSの責任を指摘した。

KBS分会は、「公営放送であり、国家基幹放送であるKBSが社内下請けという間 接雇用の形態の非正規職労働者を量産することにより、直接雇用を回避する手 段として間接雇用を利用している」として「こうした前近代的な労務管理形態 を棄てない限り、公営放送の責務をつくすことはとてもできない」と主張した。

続いて「KBSは委託契約書に『労使紛糾時は契約を解約できる』という文句を挿 入して団体行動権を事実上侵害し、人件費に属する厚生福利手当てが委託契約 金額に当然反映されるべきだが、請負会社の一般管理費として負担させて財政 負担を転嫁させた。結局昨年末、5億5千万ウォンの財政赤字を招く一助となっ た」とし「KBSはこの5年間の累積当期純利益が1500億ウォンに達しているのに、 今年度の赤字を理由に非正規職の涙を無視しようとしている」と主張してKBSの 公式立場表明を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-10-13 16:22:19 / Last modified on 2007-10-13 16:22:20 Copyright: Default

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