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タンクローリー貨物連帯組合員が秋夕ポイントストライキに突入

労働組合認定、誠実交渉要求、団体協約締結

パク・ムンソク現場記者/ 2007年09月19日9時11分

釜山市影島区青鶴山と馬山市カポ洞には、SKエネルギー(株)釜山/馬山物流セ ンターがある。ここは蔚山精油工場から油類を積み出して貯蔵し、各ガソリン スタンドに供給していく貯油所(油保管倉庫)だ。SKエネルギー(株)物流センター 内には油類運送だけをアウトソーシングし、(株)クァンヨク特殊貨物、(株) 嶺南商運、(株)ハンス商運の3つの運送社が事業を行っている。これらの運送 会社に所属して自分のタンクローリーを持ち込む形で運行する40人ほどの貨物 連帯組合員が闘争をしている。

本格的な闘争に至るまでにはいくつかの懸案問題が引っかかっていた。それは これまで認められてきた釜山貯油所内のタンクローリーの駐車をSK(株)が工事 を理由として突然拒否したため。さらには運送3社も駐車場について当然の代 案を用意せず、運転手の不満を呼んだ。タンクローリーは一般車両と違い、指 定された場所以外には駐車することができない。これに違反すると、40万ウォ ン以上の過怠金が賦課される。こうした制度的条件の中で駐車場に対して何の 代案もなく貯油所外にタンクローリーを追い出すのは、運転手に死ねというこ とと同じだとの組合員たちは抗弁する。

馬山物流センターでは、貨物連帯のロゴを付けた車両に限り、貯油所内の駐車 を認めず、労組活動を弾圧してきた。結局馬山や釜山やSK(株)ではタンクロー リーの駐車問題を使って労組弾圧の手段としたのだ。

労働組合を認めず、瓦解させるための弾圧であることを看破した貨物連帯組合 員たちは、労働組合を死守することだけが生きる道だと確認、労働組合を認め させるために運送3社とSKエネルギー(株)を相手に団体協約締結を要求して本 格的な活動に突入した。しかし会社は組合員の交渉要請を無視して組合員に対 する配車中断措置をするなど、弾圧の強度を高めた。結局物理的な闘争を動員 しなければ、会社側を動かせないと判断して無期限全面ストに入った。

「車の主人が私なのに、私の好きなようにロゴ(貨物連帯)も付けさせません。 会社のイメージを傷つけるというのです。しかし今、本格的に闘争を進めて、 小さなロゴだけでなく、自分の手で書いた大きなバナーを付けて走っているの で気持がいいです」

組合員の要求は素朴だ。安定した雇用を要求し、運送料を合理的な水準に引き 上げ、そして社内福祉施設の拡充に関する程度だ。もちろん駐車場の解決策も 彼らの要求に含まれている。

会社側の交渉懈怠と不誠実による交渉決裂でまだ対話再開の展望は不透明だ。 結局、運送3社の背後にいる元請会社であるSKエネルギー(株)で労組活動を認 め、協約締結に応じる態度を取らなければ事態は終結しない展望だ。秋夕名節 の前後に油類消費が急増するこの時、組合員たちの闘争が売り上げに及ぼす影 響は会社側の前向きな判断を早めるだろう。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-09-22 06:52:30 / Last modified on 2007-09-22 06:52:32 Copyright: Default

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