本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:盧武鉉大統領は直接謝罪しろ
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1164753656754St...
Status: published
View


「誰が不法集会を語るのか」

ハ・ジュングン烈士人権委勧告に 「盧武鉉大統領は直接謝罪しろ」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年11月28日15時13分

イ・ジョンウォン記者

人権委4ケ月間の調査、死亡の理由はあるが個人の死亡原因はわからない?

国家人権委員会がハ・ジュングン烈士の死に対して「警察の過剰鎮圧」が原因 だと明らかにし「盧武鉉大統領の公式謝罪」を要求する声が高まっている。

28日、多くの労働社会団体が警察庁前で記者会見を開き、△警察の殺人暴力鎮 圧に対する盧武鉉大統領謝罪、△殺人鎮圧警察責任者(警察庁長官、慶北道警 察長)即時罷免、△再発防止のための根本的対策用意、△集会デモ一括禁止措 置即刻中断を要求した。

記者会見の参加者たちは、時間はかかったものの国家人権委員会の勧告でとり あえず結果が出たことは歓迎する雰囲気だ。しかし国家人権委が報道資料でも 明らかにしたように、死亡原因が警察の無理な鎮圧にあることがわかったもの の、「具体的な死因などについては検察総長に捜査を依頼することに決定」す るなど、責任を先送りしていることに対する批判も続いた。

国家人権委員会は、ハ・ジュングン烈士関連結果の発表で「平和デモ呼び掛け」 という部分を入れた。この部分で国家人権委員会は「今回の集会・デモでは、 デモ参加者が竹竿、角材、鉄パイプなどを使ったことで過激デモと過剰鎮圧が 繰返される過程でデモ者が死亡するなどの事態が発生した」と明らかにした。 これは、自らが明らかにしたハ・ジュングン烈士の死因と正反対のもので、現 在集会をめぐって行われている議論を避けるためのものと見られる。

イ・ジョンウォン記者

「中途半端勧告案、盧武鉉大統領が直接謝罪を」

イ・ヘサム民主労働党最高委員は国家人権委の勧告に対して「中途半端な勧告」 と指摘し「死因をすべて認めながら、個人の死因はわからないと言うのはどう か」と批判した。続いてイ・ヘサム最高委員は「事実が明らかになった以上、 警察庁長官を罷免し、現場責任者を拘束しなければならない。そして盧武鉉大 統領は建設労働者に直接謝罪すべき」と明らかにした。

キム・ジンベ浦項建設労組委員長は「客観的事実を認めるのに4ケ月という長 い時間がかかった」とし「人権委がようやく立場を明らかにしたのは幸いだが、 警察の責任者への正確な処罰がなければ再び同様の事件が起きる」と述べた。 ナム・グンヒョン建設連盟委員長も「ハ・ジュングン烈士の恨は一つも解けな かった」と盧武鉉大統領の直接謝罪を要求した。

イ・ジョンウォン記者

故ハ・ジュングン烈士共同対策委は記者会見文で「故ハ・ジュングン組合員の 死亡事件について、警察責任者の罷免や根本的な制度改善策を出さず、警察が 『平和集会』だの『不法集会に厳しい処断』を口にするのは、本質的に自身の 誤りを隠すための汚い欺瞞でしかない」とし「警察自身が殺人暴力鎮圧に対し て責任者を処罰し、殺人鎮圧システムを廃止するような根本的な制度改善策を 実践すべきだ」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-11-29 07:40:56 / Last modified on 2006-11-29 07:40:56 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について