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上京闘争中の浦項建設労組組合員、全員連行

16日の決意大会を後、 大統領府に平和デモ行進を試みている中で強制解散

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年08月16日18時52分

16日午後2時からソウル駅で「ハジュングン事態責任者処罰および浦項ストライキ解決要求決意大会」が開かれた。/イジョンウォン記者

浦項地域建設労組上京闘争団は警察暴力場面とハジュングン烈士の解剖検査写真が含まれたポスターを上げた。/イジョンウォン記者

ハジュングン烈士の遺影を持つ浦項地域建設労組組合員/イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

15日から3日間の4次上京闘争をしていた浦項地域建設労組の組合員が全員連行 された。

16日午後2時からソウル駅で開かれた「ハジュングン死亡責任者処罰および浦項 ストライキ解決要求決意大会」に参加した浦項地域建設労組の組合員約千人は、 彼らを支持する民主労総所属の組合員と労働社会団体活動家約500人と共に集会 を開き、光化門までデモ行進を試みた。

決意大会で連帯発言をしたチョンヘインKTX乗務支部釜山支部長は「同志たち が闘争で勝利し、現場で笑って見送ったのに、さらに残念な知らせでソウルに 訪ねてくるようになり悔しい」とし「素朴な要求が、ひとりを死に追い込んだ。 私たちすべてが勝利して、現場で会おう」と話した。

午後3時頃、決意大会を終えて光化門方向にデモ行進を始めた参加者たち/イジョンウォン記者

組合員たちは「盧武鉉大統領と会う」と大統領府方向に向かった。/イジョンウォン記者

喪服を着た組合員が乙支路ロッテデパートの前を通る。/イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

一時間ほどの決意大会の後、デモ行進を始めた参加者の先頭には、ハジュング ン烈士の遺影を持った組合員と喪服姿の組合員が位置し、その後から「建設労 働者も人間らしく生きたい」、「ハジュングンを生き返らせろ」、「警察庁長 官を拘束しろ」というスローガンが書かれたプラカードが続いた。

デモ行進を始めた参加者は、午後4時頃「大統領府に行こう」とし、乙支路入 口駅のロッテデパート脇の道路に入ったが、警察兵力がもうこれ以上のデモ行 進を許可せずに阻止、その場で座り込みを始めた。行く手を塞がれた参加者た ちが闘争歌を歌い、シュプレヒコールをあげて道を開くよう要求したが警察側 は宣撫放送で解散を勧めた。

一時間ほど過ぎた午後5時15分頃、南大門警察署警備課長が放送で「1次強制解 散命令」を発表した。「集示法と道路交通法に違反し、集会申告書に明示され た代表者と秩序維持人が見られない」という理由であった。

チェウンミン民主労総副委員長などの民主労総指導部が南大門警察署長などの 警察側と会って「平和デモ行進後、自主解散する」と言って道を開くよう要求 したが、警察側は「ソウル都心で渋滞を引き起こしている。デモはもうこれぐ らいでいいだろう」とし「浦項でまたデモをするのではないか、すぐ解散しな ければ強制解散する」という立場を繰り返した。

午後6時頃警察が強制解散を発表したため腕を組んで横になった。/イジョンウォン記者

組合員をごぼう抜きにする戦闘警察/イジョンウォン記者

組合員全員が大きな抵抗なく警察に連行された。/イジョンウォン記者

放送車両の上でシュプレヒコールをあげていたある幹部が警察に引き下ろされた。/イジョンウォン記者

やがて、午後6時頃から護送のための警察バス数十台が隊伍右側に配置されて 強制連行が始まった。労働者たちは互いに腕を組んで笛を吹いたりシュプレヒ コールをあげ、その場に横になった。警察は彼らを強制的にゴボウ抜きにして 護送バスに乗せた。

浦項地域建設労組の組合員は、特別な抵抗なく素直に連行されたことにより、 何と約700人の労働者を連行するのに30分ほどの時間がかかった。

現在までに浦項地域建設労組状況室が把握している連行者数は、浦項地域建設 労組組合員だけで715人、民主労総指導部と連帯隊伍約20人。ソウル市内の18 の警察署に分散収容されている。残りの上京闘争団は、永登浦民主労総事務室 に集まって警察署への抗議訪問および連行者との面会闘争などを準備している。

「ハジュングンを生き返らせろ」「くやしくて死にそうだ」と泣き叫ぶ労働者/イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

イジョンウォン記者

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-08-16 22:38:49 / Last modified on 2006-08-16 22:38:49 Copyright: Default

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