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鉄道公安員がKTX乗務員セクハラ

KTX支部、 「建設交通部公務員が鉄道公社の労組弾圧道具になった」

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net

ストライキ中のKTX列車乗務支部組合員に対し、鉄道公安員がセクハラを行い 物議をかもしている。

去る17日の午後3時30分頃、KTX乗務員が列車内に宣伝物を配布してステッカー を付けるためにセマウル号列車に乗車しようとしたところ、鉄道公安員5-6人 が接近し、これを制止した。ステッカー作業をしていたKTX乗務員金某氏の胸 をある公安員が肩とからだで押した事件だ。

当時、該当の公安員は「ステッカー付着は正当な労組活動なのに、なぜ公安が 介入するのか」、「これ以上私のからだに手を付ければセクハラだ」という金 某氏の警告にもかかわらず、後ろ手に組んだまま継続的に体で遮り、ぶつかっ たという。

KTX乗務員が鉄道公安ソウル事務所を訪ねて、これに抗議し、五時間後に加害 者が現れたが「忘れた」、「告訴するなら告訴しろ」、「釈明しに来たのであっ て、謝りにきたのではない」というなど責任を回避し、KTX乗務員は翌日の午 前10時まで鉄道公安ソウル事務所で抗議座り込みを繰り広げた。

KTX乗務員らが鉄道公安ソウル事務所でセクハラ事件に抗議している。/全国鉄道労働組合

この日、現場には報道機関の記者と女性団体、鉄道労組組合員が知らせを聞い て駆け付け、公安分所長が形式的な謝罪と再発防止を約束したが、長期間の座 り込みと疲労の累積、セクハラ事件の衝撃などによって被害乗務員を含む2人の 組合員が倒れ、病院に運ばれるという事件も発生した。

KTX列車乗務支部はこれに対して直ちに声明を出し「この事件は明白に意図的 なセクハラ事件」とし「この事件に接し、鉄道公安員の本分を忘れた労組弾圧 介入とセクハラ事件に怒りを禁じえない」と明らかにした。

KTX支部は「建設交通部傘下の公務員で、列車と領域内で乗客の安全と犯罪の 予防をする準司法警察官の身分を持つ鉄道公安員が、彼らを事実上運用してい る鉄道公社の不当な労組弾圧の道具になった。列車の中で他の人が見ていない 条件を悪用し、セクハラまで行ったのは鉄道公安員の本分を忘れた堕落」と強 く批判した。

該当政府機関の建設交通部に対しては△鉄道公安員の労組活動介入即刻中断、 △セクハラ加害者の鉄道公安員罷免措置、△加害者の直属上官のソウル公安所 長即時罷免措置などを要求した。

これ以外にも、事件当日KTX支部組合員が宣伝戦をしていたソウル駅ではソウ ル駅オソギン管理チーム長が彼らをカメラで撮影し、これに抗議した組合員に 「営業妨害」云々と言って、乱暴な言葉を使うなど、大小の摩擦が起きた。

2006年03月20日12時21分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-03-25 00:00:17 / Last modified on 2006-05-20 05:07:37 Copyright: Default

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