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ソウル地下鉄労組、3月1日合意案を否決

13代執行部は総辞職、 4月中旬頃から新指導部選挙

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net

3月1日合意案は55.57%の反対で否決

3月1日04時付けでストライキ突入を宣言したソウル地下鉄労働組合は、使用側 との終盤の交渉で合意書を作りゼネストを撤回した。これについて8日〜10日 まで、3月1日労使合意案に対する組合員承認投票を実施した。その結果、 88.79%(7994人)の組合員が参加したうち、55.57%(4442人)が反対して最終的に 否決された。

このためソウル地下鉄労組の規約により、委員長含む執行幹部全員が辞任した。 ソウル地下鉄労組は3月末に14代新執行部総選挙を行うが、今週、中央選挙管 理委員会を招集して4月中旬から委員長、4支部長、支会長の執行幹部全員を 選出する選挙日程が本格化する予定だ。

週5日制に関連して決着できず、組合員反発

今回の組合員承認投票の結果は、3月1日合意書で人材補充、勤務形態改善など 週5日制施行関連の要求を完全に勝ち取れず、決着もできかったことに対し、 組合員の大きな失望感を反映するものと見られ、スト撤回による内外的な批判 と、駅務車両支部が公開で否決を呼び掛けたことなどが重なったものという。

2月28日のスト前夜祭でも指導部が合意内容を発表し、組合員が激しく抗議し た。

チェジョンジン車両支部長をはじめとする10人の支会長は、3月6日『圧倒的な 否決を訴える』という声明書を出し、組合員は承認投票の否決を訴えた。この 声明書で支部、支会長たちは「週5日の核心要求は全く含まれないまま6月に先 送りされ、特に成果のない臨時団体協議だけを締結した執行部は、これ以上弁 解の余地なく総辞職するのが当然だ」とし「車両支部は承認投票なく執行部自 らが即刻総辞職することが、せめてもの組合員への最小限の道理であり責任だ と考えた。しかし今執行部を審判できるのは、ただ今回の承認投票で『圧倒的 否決』という方法しかない」と述べた。

また『ソウル地下鉄現場労働者会』は△ストを予告しても交渉の主導権を持て ず、使用側の闘争撹乱の策動に強く対処できなかった点、△勤務形態の改善、 人材補充などの組合要求案の完全争奪に至らない点、△スト闘争動力の実質的 組織化に全力を尽くせなかった点、△賃団闘過程で執行幹部の限界と誤りを示 した点を批判し、『新しい闘争指導力』が必要だと主張した。

組合員承認否決にも3月1日合意案は有効、週5日制関連の争点は続くもよう

一方、ソウル地下鉄労組の規約には暫定合意の制度が存在せず、3月1日の労使 合意案は『組合員承認投票』で否決されても維持される。しかしストライキ宣 言での核心の争点だった『週5日制にともなう適正人員と勤務形態』について は3月1日労使合意案で今年の6月までに団体交渉により議論することになって おり、この議論は新指導部の選出後にも続くものと見られる。

2006年03月13日11時42分

http://media.jinbo.net/news/view.php?board=news&id=35564

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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