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ソウル地下鉄労組、使用側と合意でスト撤回

週5日制関連事項は6月まで議論、 組合員の反発も

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net

3月1日未明4時から全面ストライキに突入する予定だったソウル地下鉄労組は、 使用側との終盤の交渉で合意したことで全面ストライキを撤回した。

労使合意内容発表後に一部の組合員が指導部に抗議している/クォンフェスン記者

クォンフェスン記者

2月28日夜11時頃から約2千人の組合員が集まりチチュク車両基地で全面ストラ イキ前夜祭をしていたソウル地下鉄労組は、3月1日午前2時20分頃に合意を導 出し、前夜祭会場で3時15分頃に合意の結果を発表した。しかし交渉代表が発 表した合意内容を聞いた組合員が演壇のマイクを奪い、壇上から水さしなどを 投げるなど激しく抗議するという事件もあった。

労使合意結果によれば、核心の争点だった「週5日制による適正人員と勤務形 態」に関する事項は今年6月までに団体交渉で議論することにし、現在の定員 範囲内の不足人員は5月までに採用公告を出すことにした。この採用公告によ り、およそ260人の人員を補充するものと見られる。

使用側が主張してきた冬期短縮勤務廃止、有給休暇使用時勤労時間の算定、 夜間勤務者有給休暇使用時翌日日勤といった改悪条項はなくなったが、週5日制 による勤務形態の調整も延期され、人員拡充も当初の要求から大きく退いたた め、組合員の期待に応えられないように見られる。賃金引き上げ案も使用側の 提示案である「総額比2%引上げ」を決めた。(労組要求案4.7%)

ソウル地下鉄労組の組合員は、こうした合意内容の発表後に虚脱感を隠せずに チチュク車両基地から出た。一部の組合員は演壇に悪口をあびせることもした。 労使間で暫定合意したため、組合員に賛否をはかった後に最終合意、調印する 通常の手続きとは異なり、ソウル地下鉄労組はその規約により交渉代表が結んだ 合意を組合員に承認されたものと認める。

組合員が帰ったチチュク車両基地全面ストライキ前夜祭場所/クォンフェスン記者

全面ストライキ撤回後に組合員がチチュク基地鉄道から帰宅している/クォンフェスン記者

2006年03月01日12時30分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-03-01 16:06:28 / Last modified on 2006-03-01 16:06:31 Copyright: Default

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