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「職権仲裁がストライキを呼んだ」

[インタビュー] ストライキを宣言したイジュンサン発電労組委員長

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年09月04日2時34分

「職権仲裁がストライキの直接のきっかけ」

4日01時30分でストライキを宣言したイジュンサン発電労組委員長に会った。

イジュンサン委員長は、今回のストライキの決定的な原因が中労委の職権仲裁 だとした。イジュンサン委員長は「ストライキを防ぐための職権仲裁がストラ イキを呼ぶ」とし、「発電会社は、どうせ職権仲裁に回付すれば不法になるの でストライキができないだろうと交渉を怠けた」と指摘した。この問題は、職 権仲裁の対象である必須共益事業場が共通して持つ問題だ。

使用側が職権仲裁に甘えて交渉を懈怠し、一方的に交渉不可を通知したことで、 発電労組はストライキという最後の選択を前に譲歩案まで出すなど最大限争点 を狭める努力をした。イジュンサン委員長は「われわれは00時に予定されてい たストライキの時間も延ばし、最後まで交渉に臨もうとした」とし「こうした 状況を考えると私たちの努力が恥ずかしく、恨めしく、贅沢のように感じられ る」と伝えた。

「最後まで交渉しようと努力した。しかし...」

発電労使は未妥結の争点14項目が残っている。発電労組は最後の調停会議で重 要な争点について譲歩案も提出していた。しかし使用側は「受け入れられない」 という言葉を繰り返すばかりだった。イジュンサン委員長は「ひどい状況だ」 とし、「これは決裂ではなく労組をストライキに追い込む手順だ」と話した。

イジュンサン委員長は「労組は最後の一括妥結のために、核心的な争点である 交代勤務者の週40時間勤務と組合員資格対象拡大だけでも、使用側が前向きな 案を出せば、大幅に譲歩するという立場を伝えていた」と明らかにした。しか しこれも通じなかった。イジュンサン委員長は「使用側がまるで政府から『交 渉を中断して総力弾圧闘争突入』という闘争命令を受けたかのようだ」と残念 がった。

葛藤の鍵を握る産業資源部チョンセギュン長官は海外出張中

葛藤が続く発電労使の問題を解く鍵は、政府が持っている。産業資源部は発電 会社の労使関係から経営まですべての部分に介入しているためだ。イジュンサ ン委員長は「交渉ができないのは、発電会社が産業資源部から直接統制を受け ているから」とし「政府の介入こそ労使関係を極端に追い込む主犯だ」と指摘 した。

政府が強く弾圧する理由についてイジュンサン委員長は、天下り人事の問題を 指摘した。イジュンサン委員長は「産業資源部で働く人々は、すでに発電会社 の経営陣に来ている」とし「労組が団結すると自分がきた時に大変なので、先 に労組を無力化しようとしている」と推測した。

発電労組がストライキに入った今、チョンセギュン産業資源部長官は12日の日 程で海外出張に行った。これまで産業資源部は、発電労組が絶えず公式面談を 要請したのに長官どころか次官級や実務団にもあえなかった。労使関係全般に 関与しているのに、労働者の要求は無視し、ストライキを不法に追いやること だけに汲々としたのだ。

「電力大乱を防ぐためにストライキを選択した」

こうした状況で、発電労働者たちの正当なストライキは不法という烙印を押し、 電力大乱云々するマスコミにより数え切れないほどの攻撃を受けている。これ に対してイジュンサン委員長は「電力大乱を憂慮するのは誰か。まさにわれわ れ労働者だ」とし「だからわれわれは譲歩案まで出して合意しようとした」と 述べた。こうした発電労働者の戦いは、自分の食い扶持を得るためではない。 イジュンサン委員長は「われわれが臨時団体協議をすべて放棄しても、社会公 共性の強化のために、電力の公共性拡大のために闘争する」と明らかにした。

イジュンサン委員長は、組合員に要請する言葉も残した。イジュンサン委員長 は「ここまで来ざるを得ない状況は委員長としてつらい」とし「われわれが望 まなかったこの状況まできたからには、全組合員が一つになって最後まで闘お う」と組合員に訴えた。

最後に高麗大学校の学生と教職員にも申し訳ない心情を伝えた。イジュンサン 委員長は「多くの人が動いているので、とても汚れて不便なことも多いだろう」 とし「われわれすべての戦いへの連帯を願い、被害は最小限になるように努力 する」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-05 05:56:33 / Last modified on 2006-09-05 05:56:37 Copyright: Default

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