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[発電ストライキ01:30] 4日01時30分、発電労組ストライキ突入

イジュンサン委員長、 「私たちが得るものはただ勝利だけ」

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年09月03日20時59分

発電労組が4日01時30分、ストライキに突入した。使用側が一方的に交渉でき ないと通知した後、発電労組は中央争対委会議でストライキ突入時刻を決め、 ストライキを宣言した。

イジュンサン発電労組委員長は「われわれは、不法ストライキをしている法律 違反者ではない」とし「われわれが得るものはストライキの勝利で、彼らが失 こもの失敗だけだ」と声を高めた。イジュンサン委員長が闘争命令で全面スト ライキを宣言すると、決意大会に参加していた4000人あまりの組合員は「決死 闘争」で答えた。

全面ストライキの宣言の後、中央争対委委員はストライキ闘争勝利と書かれた 象徴物に闘争の決意を確認する火をつけた。

イジュンサン発電労組委員長は最後の発言で「指導部が裏切って瓦解した労組 は見たことがあるが、組合員が裏切って瓦解した労組はない」とし「裏切らな い指導部を信じて最後まで闘争しよう」と、最後まで闘争を死守するよう訴え た。

ストライキに突入した組合員たちは、高麗大を宿舎として就寝する予定だ。

一方、発電使用側は「全員は勤務開始時間にすぐ復帰すること、4日13時まで に復帰申告(有線不可)をすれば情状参酌」という内容の携帯メッセージを組合 員に送り復帰を促している。

組合員に送られた携帯メール

[発電ストライキ23:30] 11時10分、中労委職権仲裁回付

使用側、一方的に交渉不可通知

発電労組が4日にストライキを予告し、使用側との交渉に努力している間、結 局、中央労働委員会が11時10分頃に職権仲裁に回付した。

3日の7時から進められることになった発電労使の交渉は、中央労働委員会が交 渉場所の提供を拒否したことで難航状態が続いていた。結局、江南雇用安定セ ンターを交渉場所に確定、発電労組は10時頃に交渉場所に到着した。しかし、 10時30分頃、使用側から一方的に交渉不可通知が送られた。このような一方的 な決定に対して労働部の勤労監督官は1時間以上使用側と連絡を取ろうとした が、使用側は電話にも出なかった。

このような状況で、中央労働委員会は11時10分頃に発電労組のストライキを職 権仲裁に回付した。発電労組は「使用側のシナリオがそのまま貫徹された状況」 だと明らかにした。職権仲裁にもたれかかり、交渉を懈怠した使用側の立場が そのまま進められたのだ。

発電労組は「使用側の交渉懈怠にもかかわらず最大限交渉で事態解決の原則を 維持する」とし、「最後まで会社側が交渉を拒否するのであれば労組は憲法で 保障されたストライキの権利を行使するほかはない」と語った。続いて「発電 労組のストライキは、まさに会社側が呼び起こした問題だということを厳重に 直視すべきだ。ストライキのすべての責任は会社側と政府にある」と述べた。

現在、高麗大にはますますストライキ隊伍が増え、4000人ほどの発電労組組合 員が集まり前夜祭を開催している。労組はまもなくストライキ宣言をするもの と見られる。

[発電ストライキ20:00]発電労使、中労委が場所を提供せず、交渉難航

現在の時刻は8時、発電労組が4日午前のストライキを控え、3000人ほどの発電 労組組合員が高麗大学校に集まり「ストライキ闘争勝利のための全組合員決意 大会」を開いている。高麗大学校の民主広場に集まった組合員は「ストライキ 闘争を最後まで死守しよう」という声をあげている。労組によれば交代勤務者 約1200人が高麗大に集結し、ストライキ時間に近づくほどにストライキ隊伍が 増えると見られる。

イジュンサン委員長、「交渉場所の提供も拒否、政府と使用側どちらとの交渉も難しい」

イジュンサン発電労組委員長

決意大会でイジュンサン発電労組委員長は、現在の交渉状況についての緊急記 者会見を行った。3日の夕方7時から開く予定だった代表団交渉は、現在場所交 渉問題で難航に陥っている。中央労働委員会が交渉場所の提供を拒否したため。

これに対してイジュンサン発電労組委員長は「使用側は職権仲裁によりかかっ て交渉を懈怠し、中労委は交渉場所の提供も拒否したままで職権仲裁すると労 組を脅迫するなど、政府も使用側も自主的な交渉を困難にしている」と現状況 を強く糾弾、「労組は電力大乱を防ぐために最大限交渉する」と明らかにした。 現在労組と使用側はどちらも交渉場所を探している。

これまでの交渉では、日常的な水準を越えられずに争点への意見の差は狭まっ ていない。核心の争点は、△発電5社統合、△交代勤務者の週40時間勤務、△ 組合員範囲拡張、△解雇者復職だ。この状況が続くと、労使間の交渉妥結は難 しいものと見られる。

ストライキ突入時刻は流動的、4日07時は越えない見込み

労組はストライキ突入時間を先送りしても交渉をする計画だ。発電労組は当初、 ストライキ突入時間を4日0時に決めていた。イジュンサン委員長は「使用側の 交渉姿勢を考慮し、ストライキ突入時間を最終的に判断する」と述べた。スト ライキ突入時点は4日07時を越さない予定だ。

発電労組は緊急記者会見で、発電会社と産業資源部が「ストライキ時には代替 人材を投入」と決めたことに対して「代替人材投入は現行法上、明確な不法行 為」とし「政府自らが労働者の憲法上の権利である労働三権を不法に制約しよ うとしている」と指摘した。

続いて職権仲裁には「発電使用側と政府はこの旧時代的な悪法を利用し、労使 間の自主的な交渉による解決ではなく力で労組のスト権を制約しようとしてい る」とし「職権仲裁があればさらに強力な闘争をする」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-04 04:20:42 / Last modified on 2006-09-05 07:09:42 Copyright: Default

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