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アシアナ航空労組、争議行為賛否投票で可決

操縦士労組 「すべての争議行為を全面的に支持」

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net

アシアナ航空で働いている客室乗務員と営業職、整備士などで構成された アシアナ航空労働組合が争議行為賛否投票を実施し、可決された。

アシアナ航空労組は基本給7%引上げ、新人事制度撤回などを主張し、5月9日 から使用側と交渉をしてきたが接点を得られなかったため8月3日から9日まで、 争議行為賛否投票を実施した。1277人(79%)の組合員が参加した賛否投票は、 969人(76%)の賛成で可決させた。

労組によれば、錦湖グループ会社の錦湖タイヤが当期純利益1003億で、基本給 6%引上げ、錦湖生命が当期純利益358億で、基本給7%引上げに合意しているが、 2680億ウォンの当期純利益を出したアシアナ航空はチュソクの賞与金、 チケット支給を出したものの基本給凍結を主張しているということだ。

賛否投票の期間中も、使用側は投票所を強制的に撤去したり労働組合からの脱 退を強要し、労組の女性幹部に暴言を浴びせるといった不当労働行為を行って きたことが明らかになった。使用側は、争議行為賛否投票を物理的に妨害する 一方、アシアナ航空操縦士労組のストライキによる会社の損失などを主張して 労組を圧迫し、労組は600余人の組合員が脱退するなどの困難を味わった。

労組は「徹底的に利潤を追求する資本であるアシアナが、マスコミで騒がれて 莫大な損失をこうむっているのが事実なら、こんな高圧的な姿勢で粘ることは できない」とし、今回の賛否投票に全力を傾けてきた。アシアナ航空労組では、 昨年、争議行為賛否投票が否決された前例があり、その後使用側の労組失脚に 苦しんだ経験があり、組合員の間に相当な危機意識が存在すると見られる。

アシアナ操縦士労組はアシアナ航空労組の賛否投票が可決されると声明書で、 「あくらつな不当労働行為にもかかわらず勝ち取った貴重な勝利」とし「出発 は同時ではなかったが、不道徳な使用者を共に持つわれわれは、結局一つの船 に乗り、弾圧される労働者として、限りない連帯で互いに守りあう運命」と支 持の意を伝えた。

操縦士労組が終盤の調整と緊急調停権の発動を目前にしている中で、アシアナ 航空労組は11日に臨時代議員大会と争議対策委員会を開き、具体的な闘争計画 を用意する方針で、争議行為の帰趨が注目される。

2005年08月10日13時52分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2005-08-10 20:25:06 / Last modified on 2005-09-05 08:17:02 Copyright: Default

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