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News Item 20050809asiana
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労働部、アシアナのストライキに対して10日、緊急調整を決定

民主労総連帯、ストライキ方針を発表し、 連帯闘争の用意を開始

チェイニ記者flyhigh@jinbo.net

ついにアシアナ航空操縦士労組のストライキに緊急調停権が発動される。

8日に開かれた国会環境労働委員会の会議で与野党のほとんどの議員が、緊急 調停権の発動に慎重な意見を出したが、キムデファン労働部長官が立場を曲げ なかったと知らされた。

この日の環境労働委会議でヨルリンウリ党のキムヨンジュ労働委員長など、 ヨルリンウリ党の議員は「使用側にも責任があるのに、使用側の言う通りにす るのは性急だ」「今回のストライキが国民の日常にどれほど害を及ぼすのか、 うう一度考えて決めよう」「参与政府がどうしても緊急調停権を発動しなけれ ばならないのか」など、慎重な反応を見せた。ハンナラ党のペイルド議員と 民主労働党の段炳浩議員は「こんな方法では共存の労使関係は難しい」 「使用側が誠実な解決の努力をしたとは思えない」と、緊急調停権発動に 反対し始めた。

しかしキムデファン長官は「性急な検討ではない」とし、緊急調停権発動につ いてのこれまでの主張を繰り返した。一方、1993年の現代自動車労組のストライキ 当時に労働部の長官で、緊急調停権を発動した履歴がある自民連のイインジェ 議員は「労組の要求は、経営権を侵害する適法ではない要求なので(緊急 調停権発動の)決断を下さなければならない」と賛成の意思を明らかにした。

キムデファン長官は9日の午後、中央労働委員会のシンホン委員長と汝矣島で 会い、緊急調停権発動の必要性について意見を一致させたという。これに伴い、 10日の午前、労働部の定例ブリーフィングで対国民談話文の形式でこれを 発表し、直ちに緊急調停権が発動されるものと見られる。

民主労総「大韓航空操縦士労組などが連帯闘争を行う」

民主労総は8日に発表した声明書で「緊急調停権が事態をさらに悪化させる」 と警告した。民主労総は「政府の緊急調整方針の表明は浅はかな行為」とし、 「錦湖グループ全体に対する強力な連帯闘争に発展させる」と明らかにした。

大韓航空操縦士労組、軌道連帯、民主タクシー連盟、貨物統合労組準備委員会 などにより構成された民主労総傘下の運輸連帯は、9日の午後2時に緊急会議を 開き、連帯ストライキの方針を決めた。

運輸連帯は、△大韓航空は緊急調整発動時に24時間あるいは48時間の全面スト に突入△鉄道労組は欠航による追加輸送作業を一切拒否△貨物連帯、民主タク シー連盟は大規模な車輌デモを展開△全組織でバナー付着および新聞広告、 △8月11日から強力な大衆集会を開催△統一闘争時は強力な糾弾集会に転換、 などの闘争方針を発表し、「11日から民主労総次元の強力な政府労働政策糾弾 闘争を展開する」と明らかにした。

民主労総は10日に緊急役員産別会議を開催し、闘争の詳細な計画を 確定する計画だ。

2005年08月09日18時19分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2005-08-10 03:21:29 / Last modified on 2005-09-05 08:17:02 Copyright: Default

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