本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:労働部-二大労総、「誰が社会的対話破ったのか」をめぐり攻防
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 20050707fktukct...
Status: published
View


労働部-二大労総、「誰が社会的対話破ったのか」をめぐり攻防

非難の程度は高いが、双方とも社会的対話を強調

ムンヒョング記者

キムデファン労働部長官退陣を要求し、韓国労総がゼネストに突入する予定だ が、二大労総とキムデファン労働部長官が6日に記者会見と声明で、どちらが 社会的対話を破ったかをめぐり攻防を繰り広げた。

この日の攻防戦は、表面的には「政治的行為部門(二大労総指導部をいうこと) がまとめる」「社会の悪」など、非難の程度は高かったが、互いに社会的対話 を強調することで、キムデファン長官退陣など、現在の労政間葛藤が終われば 本格的な対話の局面が開かれる可能性も見せた。

キムデファン労働部長官は6日の午後、果川政府総合庁舎で定例記者会見を通 し、「現在の労使関係は変化の曲がり角にある。理念的な部分の労働運動が政 治化させている」とし、「二つの労総が労使葛藤の中心に私がいると話すのは、 自分たちの政治的行為を正当化するため」と明らかにした。

キムデファン長官は「対話は労働運動の課題で、向こう側で解決しなければな らない」として「これをひっくりかえして労働三権で解決しなければならない というのは自家撞着」と述べた。

キムデファン長官は退陣要求に関して、「労働部長官は労組でなく国民の長官 なので、労組が退陣しろというものではない」と話した後、「国民の意思と合 致する要求なら受け入れられる。そうでなければ両労総が整理しなければなら ない」とし、「政治的行為部門はひきさがって正常労使政関係になる」と答え た。

二大労総、「社会的対話中断はキムデファン長官の責任」

これに対して韓国労総は直ちに二つの声明書を出し、「現在、労使政のうち労 使政関係の画期的発想の転換と新しい社会的対話枠組みによる社会的交渉を最 も望んでいるのは韓国労総」とし、「1987年以後、変わらないのは労働界では なく、長官の価値観」と批判した。

韓国労総はまた「(キムデファン長官が)韓国労総の合理的運動路線を一挙に否 定する発言をしたことを強力に糾弾する」と話した後、「各種マスコミでも韓 国労総の運動路線は基本的に対話と妥協による合理的労働運動だと評価されて きた」とし、「韓国労総が戦闘的労働運動に進むことを望むのか?」と反問した。

韓国労総は続いて「キムデファン労働部長官は、必ず取り除くべき社会の悪で あることを明言する」とし、「キムデファン長官がいる限り、すべての労政間 の対話中断はもちろん、今回の闘争は全面的にキムデファン労働部長官に責任 がある」と明らかにした。

民主労総もこの日、声明書で「民主労総だけでもイスホ執行部以後、労使政対 話再開を主張し、まず経済人総連を訪問して、和解の時代をひらこうと提案し た」とし、「労働部はこのような努力にむしろ灰をかけてきた」とキムデファ ン長官に対し社会的対話を破壊した責任を問うた。

民主労総はまた「今回の労使政対話で見られるように、最も強硬な立場は政府 と資本側」で、「対話を拒否したのは政府と使用者」とし、「政府の責任ある 組織の長が独善に陥ると、その災いは国家的な不幸に帰結する」と付け加えた。

イモクヒ議員「キムデファン長官、不必要な話が多い」

一方、イ・モクヒ ヨルリンウリ党第5政調委員長はこの日の午前、仏教放送の 「コウンギの朝ジャーナル」で「(キムデファン長官が)時には言う必要がない 言葉をしゃべる」とし、「とても直接的に話したり、言う必要がないことを しゃべりすぎて、(労働界との)感情的沈殿物がたくさん積もった」と語った。

イモクヒ議員はキムデファン長官退陣要求については、「大統領が総合的判断 をするだろう」と短く答えた。

イモクヒ議員はまた「民主労総は今年、中央単位では強硬な闘争をしていない ことに点に注目すべきだ」とし、「党でも労使政府委員会改編、労使関係先進 化方案など、労使政対話体制の復元の雰囲気を作る」と述べた。

2005年07月06日20時59分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2005-07-07 20:38:46 / Last modified on 2005-09-05 08:16:59 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について