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韓国:民主労総、12月2日のゼネストを電撃留保
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民主労総、12月2日のゼネストを電撃留保

闘本会議、法案強行時には即刻ストライキ突入を決定… 一部の労働者が強く反発

民主労総が12月2日に予告していたゼネストを留保することに決定したと 30日、明らかにした。

民主労総は30日未明の3時30分から明け方の5時を越えるころまで続いた 「総力闘争本部代表者会議(以下闘本会議)」で、 12月2日に予定されていたゼネストを留保する代わりに、 国会で非正規職法案強行が確実視される時は 即刻ゼネストに入るという方針を定めた。

また、2日には全国で大規模集会を開き、今回の非正規改悪案阻止闘争の成果と 今後の闘争課題を共有し、3日に鉄道労組の闘争を支持・保護するという 方針を再確認した。闘本会議では、同時に近く中央委を開き 非正規権利保障立法争奪闘争に関する今後の日程を決定することで意見を集約した。

このような闘本会議の決定は、前日の民主労総のイスホ委員長の発言でも 既に予想されたことであった。

イスホ委員長は29日の夕方、環労委の傍聴闘争を終え、その後 国会前の座込み場での演説で 「事実上、今年中の強行を留保させたのは、 これまで非正規職労働者が先導してきた闘争があったから可能だった成果」とし 「来年2月の臨時国会では、政府案を完全廃棄して私たちの 非正規権利保障立法争奪闘争に進まなければならない」と話した。 彼はまた「民主労総はいつでもまたゼネストに突入できる」と強調した。

これに先立ち、国会環労委は29日に全体会議を開き、 非正規職法案を法案審査小委にわたす代わりに来月6〜7日に 公聴会を開くことにした。しかし公聴会の後には自動的に 法案小委に回付される展望だ。 今年の定期国会で政府非正規法案が通過する可能性は低いものと 見られるが、‘火種’は相変らず生きているわけだ。

これについて一部の非正規職労組などは、民主労総の今回の 「ゼネスト留保」の決定に強く反発している状況だ。 これらの組合員は29日の夕方から30日明け方まで、 「政府法案が撤回または廃棄されなければ無期限全面ストをする」という 当初の代議員大会決議を守ることを主張して会議場を占拠し、 闘本会議参観を要求することもした。

一方、非正規職代表者4人は非正規改悪案撤廃を要求し、 去る26日から五日間、国会内の国会図書館建て増し工事現場のタワークレーンで 高空籠城を行っている。

イスヒョン・ソンウンジョン記者 shlee@labortoday.co.kr 2004-11-30 午後12:25:02入力 (C)毎日労働ニュース

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2004-12-01 04:40:49 / Last modified on 2005-09-05 08:16:23 Copyright: Default

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