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韓国:民主労総、投票数67.9%でゼネスト賛成
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戦術決定は闘本代表者会議と委員長に委任

民主労総、投票数67.9%でゼネスト賛成、 公務員投票は今も進行中

イスホ、「法案小委での議論開始日がそのまま ストライキ開始日なる」

ラウニョン記者

10月25日から11月6日まで行なわれた民主労総ゼネスト賛否投票の 第一次集計が11月9日に発表された。 全組合員595,224人(29004年1月基準)に実施した総投票に 305,838(51.3%)が参加し、207,661人(67.9%)がゼネスト賛成、 95,574人(31.2%)が反対票を投じた。無効票は2,432人(0.8%)だ。

イスホ民主労総委員長は全組合員数の50%に達しない賛成率についての憂慮に 「投票結果は数字よりそれ自体が尊い。 多くの組合員が負担に感じるゼネストを具体的に提示して選択できるようにし、 実践の意義を聞いて責任持って実践できるようにしたことに大きな意義をおく」 と答えた。

民主労総は記者会見で「第一次集計の結果はまだ投票が完了していない 都市鉄道、鉄道労組(11月2週)、教授労組(11月12日)、 保健医療労組の支部(11月2週)、そして事務金融連盟単位が除かれている」とし 「追加で投票を実施する各組職を加えれば、最終的に集計される今週末までには さらに投票参加率があがるだろう」と展望した。

政治的な意義をおく

また「非正規問題が深刻な所ほど、相対的に参加対応70%以上の 高い賛成率を見せている」とし、今回の組合員総投票に △非正規職の問題に対して正規職中心の民主労総組合員が 過半数以上の賛成を見せたこと △ゼネスト賛否投票を組合員全体を対象として初めて実施したこと等に意味をおき、 「ゼネストの賛否を問う今回の投票は、 政治ストライキが持つ重さを勘案すれば、 組合員が容易に決定できる事項ではないのに、 高い賛成率が出たことは組合員が持つ怒りの大きさを物語っている」 と説明した。

民主労総は「非正規職法案撤回、労働三権保障、日韓FTA撤回、 国家保安法廃止、イラク派兵延長撤回などの懸案要求について 強力な闘争を展開する」とし、 「傲慢と独善で国政を運営する政府は、 組合員と民衆の憤怒を真っ直ぐに見て、今からでも 積極的な対話で破局を防ぐこと」を強く要求した。

ストライキ突入時点についてイスホ委員長は 「最終的な戦術決定は、闘本代表者会議と委員長に委任されている。 まず常任委に上程し、与野の幹事が日程を定めて法案小委で議論を始める日が まさにストライキ開始日になるはずだ」とし、 「期限のないゼネスト闘争を展開すること」として説明した。

公務員労組弾圧、政府は理性を失った

この日の記者会見に同席して追加の質問を受けた キムヨンギル公務員労組委員長は、公務員総投票について 「政府が今、理性を失って狂った横暴をふるっている。 投票はそのまま進められる。今は投票日の1/4日を過ぎただけだ」とし 「投票はそのまま進められる。霧散だと判断するな」と一蹴した。

また、キムヨンギル委員長は「公務員労組は規約上、 正式な名称を持っている。保守言論が度々『全公労』と呼ぶが、 全公労という表現を使用しないでほしい」と要請した。

また、民主労総役員はこの日の記者会見を終えて 「公務員労組に対する政府弾圧に抗議して総理室への抗議訪問を行う」と述べた。

一方、民主労総と公務員労組は、永登浦の同じ建物を使っている。 建物の関係者は「逮捕令状が発布された11月8日から、 この建物の1階には警察が配置されている。 公務員労組に対する支持保護のために、 建物内の活動家は公務員労組役員と共に共に籠城に入った状況」だと説明した。

2004年11月09日14:51:35

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2004-11-11 02:56:50 / Last modified on 2005-09-05 08:16:18 Copyright: Default

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