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韓国: 非正規労働者権利宣言運動に突入
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非正規労働者権利宣言運動に突入

民主労総内の直接、間接非正規職労働者全員対象、 全面ストライキ投票とともに

チェハウン記者

25日、派遣法改悪阻止と非正規保護立法争奪などのための 民主労総ゼネスト賛否投票が始まったが、 非正規労働法改悪阻止と非正規職権利保障立法のための 非正規労働者権利宣言運動もまた始まった。

民主労総全面ストライキ指針2号によって進められる今回の権利宣言は、 △非正規改悪案阻止と権利保障立法争奪闘争過程で 非正規未組織労働者の参加と発言の組織で闘争の正当性を確保 △「改悪阻止」だけにとどまらず、過去5年間の 非正規職闘争と権利保障立法闘争の成果を勝ち取るための 社会的共感、対政府・国会圧迫を強化 △下半期非正規闘争空間で、未組織非正規労働者たちの 参加と関心を高めることで組織化の基盤を作る △正規職と非正規職が共にする権利保障宣言の組織により 現場での団結を実現し、今後の共同事業と闘争の基盤を用意する ことを目的に用意された。

非正規権利宣言は、 民主労総所属労働組合内の直接、間接非正規職労働者全員を対象に進められる。 非正規労組がいる事業場ばかりでなく、 非正規労組がいない事業場にも 正規職労組との共同活動を通して最大限宣言を調和するという計画だ。

全国非正規連帯会(準)は今日から所属労組を通して 署名作業に突入する一方、 非正規改悪案阻止、非正規権利保護立法争奪 のリボンを製作して署名者に配布、権利宣言の趣旨に対する広報を進める。

権利宣言運動は、全面ストライキ賛否投票期間である 10月25日(月)〜11月6日(土)までの13日間進められ、 11月8日までに署名集計を完了した後、 11月15日〜11月20日の間に国会提出及び報道などに活用される予定だ。

非正規権利宣言文全文

“非正規労働者も人だ。 人間らしく生きたい!”

あらゆる非正規労働者の胸中の心情を一言で語れば、こんな叫びだろう。 非正規労働者は、絶対的に低い賃金といつ切られるのかかわらない雇用、 つらい日課、あらゆる差別、人間的無視でつらい生活を送っている。 そんななかで解雇されて、この職場、あの職場と行き来しているうちに 信用不良者になって、失業者になって、自らの命を放棄する程 袋小路に追い込まれている。 日々増える貧困層、貧富格差の拡大による社会の両極化が 深刻な社会的問題として提起されているが、 その問題の核心にはまさに低賃金、法的無権利、恒常的な雇用不安に苦しむ 私たち780万の非正規職労働者たちがいる。

状況がここまできても、政府は非正規労働者を保護すると言いながら 非正規職を一層絶望に追いやり、さらに全労働者を非正規職に転落させる 非正規労働法改悪を推進している。

これに対して私たち非正規職労働者は、 政府の労働法改悪を阻止して非正規職労働者の権利をつかみ取るため、 次のように差別撤廃・正規職化・権利保障を宣言する。 これ以上、非正規職労働者が苦しみのなかでうめき、涙を流さないように、 政府と国会、各界各層の汎社会的な努力を懇々と訴える。

ひとつ、われわれは非正規労働者のあらゆる差別を廃止して、 同一労働に同一賃金が支給できる権利保障に積極的に立ち上がる。

ひとつ、われわれは非正規労働者の労働基本権保障、 特殊雇用労働者の労働三権保障と元請け(使用)事業主の労働法上の 使用者責任認定保障のために積極的に立ち上がる。

ひとつ、われわれは非正規職使用を制限して 常時的な業務の正規職雇用保障のために積極的に立ち上がる。

ひとつ、われわれは派遣法を廃止して、 不法派遣を根絶するために積極的に立ち上がる。

ひとつ、われわれは最低賃金を大幅に引上げ、 労働者全体の平均賃金の50%以上を保障するために積極的に立ち上がる。

ひとつ、われわれは非正規職を絶望に追い込み、 全労働者を非正規職に転落させる政府の非正規労働法改悪案撤回のために 積極的に立ち上がる。

2004年10月25日14:28:24

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2004-10-26 05:27:45 / Last modified on 2005-09-05 08:16:18 Copyright: Default

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