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パクフン弁護士による「4/2発電労組関連労政合意案」に対する反駁文

番号:18945
投稿日:2002-04-03 07:52:11
著者:パクフン弁護士
題目:これは絶対違う!!!(発電労組合意案を見て)

とてもじっとしていられません。

どんなに考えてみても、これはないと思います。
民主労総指導部を尊敬するひとりとして、そして民主労総傘下の金属産業連盟 で働くひとりとして、金属労組代議員のひとりとして、指導部の指導力に汚点 を出して、私たち組合員等の混乱を加重させる話を自制しなければならないと 何度も思いましたが、やはりそれでもこれではだめだという思いを消すことが できず、このように勇気を出してみました。

合意案を挑出した指導部が、その成果をどんな方式で話そうと、それは本当に 間違いない成果を強弁しているに過ぎません。

段炳浩委員長は今回の4.2.ゼネストを激励するための獄中メッセージで、「質 的に発展する機会を掴んでも、これを現実化することができなければ、私たち の運動は途方もない代価を払い、かえって危機に陥ることを歴史は教えている。 もしこのような運動エネルギーを現実のものにすることができなければ、われ われは高い代価を払うことになるだろう。発電闘争の敗北は、労働運動全体に 対する弾圧を呼ぶに違いない。歴史的要求に相応できない時に払う代価はあま りにも苦痛なものになるだろう」と正確に話しました。

ところが、段委員長の憂慮は現実になったと考えます。現在の民主労総指導部 は、存在している運動エネルギーを現実のものにしないまま、とんでもない合 意案を挑出しました。

ここで一度、合意案全文をそのまま移してみます。

「労使は今回のストライキにより国民におよぼした被害に丁重に謝罪を申し上 げ、今後このような不幸な事態がまた発生しないように法と原則を遵守し、労 使和合を基礎として発電産業の未来のために共同で努力することに約束し、次 の通り合意する。

  1. 労組は2002.3.8日付中央労働委員会仲裁財政を尊重して、発電所民営化関 連交渉は議論対象から除外する。
  2. 会社は組合員に対する民事。刑事上責任と懲戒が適正な水準で解決される ように努力して、必要な場合これを関係当局に建議する。
  3. 労組はストライキを中断して即刻会社に復帰する。」

「ストライキにより国民におよぼした被害に対する謝罪だなんて、これはどう いうことですか!」

ストライキがおきれば、当然生産は止まり、損害は発生します。しかし、これ は資本家の損害であり、スト権の行使による損害は、当然甘受するように労組 法第3条は明示しています。
さらにスト権を労働者の権利として認める国民なら、当然ストライキによる不 便を忍耐するべきです。発電労組ストライキで国民におよぼした被害がいった い何だったのですか。発電労組ストライキは発電所売却を防いで国民に被害が 転嫁されることを防ごうとして、ストライキを展開しました。そうではなかっ たのですか。私達がいつ、私たち組合員だけがうまいものを食べ、楽に暮せる ようにとストライキをしたのですか。違います。発電所売却により、国民に戻 る災難を防ぎ、生きるか死ぬか戦ったのです。ところがこれを根こそぎ否定す るという、本当に考えられないことが行われたのです。

「法と原則を遵守するとは、これはまた何という話ですか!」

発電やガス、鉄道など、いわゆる必須公益事業場のスト権を顕著に制限してい る悪法を遵守するということですか? 悪法は決して勝手になくなりません。悪 法は悪法だと言って、同時にその悪法をなくすために行なわれる行動によって のみ、悪法をなくせるということをわれわれはあまりにもよく知っています。
数多くの同志が「第三者介入禁止」の規定と「労組の政治活動禁止」、「冷却 期間遵守」のような破廉恥な悪法規定にかかり、監獄に送られ抵抗をしたこと で、悪法の規定が消えたのです。だから、悪法は遵守してはならないのです。

原則を遵守するというのはどういう意味ですか。公企業私有化の問題は、経営 権の問題だから労働者はこれに干渉してはならないという原則なのか、それで なければ単に言っただけですか。本来、合意案を書く時に、前文は重要ではな いので、そのまま無神経に書いたのですか。
いっそそれなら書かないでください。図らずも熱心にストライキして、連帯ス トライキをした組合員を、おかしな不法集団にする必要はないでしょう。

「発電所民営化関連交渉は議論対象から除外する。」

これはいったいどういう意味ですか。
「発電所私有化問題はある程度国民的共感を得たから、これを基盤としてスト ライキを終えた後に広範囲な国民的合意、すなわち発電所私有化反対の合意を 引き出せるという自信の表現だ。そうでなくとも最小限発電所売却の不当性を 知らせることに闘争目標を集中し、かなり成功をしたので、交渉議論対象から 除外をすると合意をしても無理はなかった」と強弁する方達がいるとすれば、 そうすることを止める訳には行かないが、私は全く同意できません。
それなら全くそのような合意をせず、そのまま私たち自らがストライキ終えて 復帰をしたのは正しい選択です。なぜなら既に得るものを得たので、さらに何 を得ようとしてゼネスト恐喝形態の脅迫を巡り、37日間も苦しいストライキを 展開する必要はないからです。
図らずもそのような合意をして、公企業私有化問題に対して政権に力を与え、 国民の誤解を買う必要はなかったでしょう。
本当に我田引水に解釈してもユーだけ分数です。
私達がゼネストを展開して(2.26ストライキ)、組織して(4.2ストライキ)、発 電労組組合員が苦しい終わりのない散開闘争を展開したのは、発電所私有化、 売却を「阻止」しようとしたのであり、つまりそれを現実的な目標とみなした ためであって、単純に売却の不当性を「宣伝」しようとしたのではありません。 こういう闘争の過程で、国民的な共感が形成され始めたことで、これを基盤に われわれは発電所私有化を阻止しようとしたのです。
私が思うに、本当に良い機会だったと思います。たとえ私達がゼネストで、そ して発電労組ストライキが政権の弾圧で破られて行ったとしても、それは発電 所私有化阻止の大きな元肥になり、決して組織の弱化や国民的共感弱化に進ま ないと確信しています。むしろこういう合意をすることで、公企業私有化に対 する国民的共感は弱まり、これを阻止するために戦っても得るものがないとい う敗北意識だけ植えることになります。
そしてここでひとつ、この問題と関連して、もうひとこと言いたいことがあり ます。

  1. 4.2.に作成された民主労総教宣室名義の「発電ストライキが残したこと」 という題のインターネット文書によれば、「妥結の内容はどっちみち民営化封 緘-懲戒最小化に早くから決まっていたと言っても過言ではない」という内容 があるのですが、これは道徳的にとうてい赦せない内容です。それなら民主労 総と発電労組指導部は、極端に言えば民主労総組合員に詐欺を働いたのです。 「発電所売却阻止」のためにゼネストをしなければならないと、発電所が売却 されれば韓国の国民は全員死に、公的事業はすべて財閥や外国に渡され、国の 経済のために絶対に戦って勝たなければならないと言ってストライキを督励し ました。
    ところが「民営化封緘」(阻止では絶対にない!)が目標であったとは、こうい う世の中に! 組合員たちが指導部が内心持っている目標を知らず、そのような 馬鹿なことを言っているとしたらとんでもありません。組合員がなんの考えも 無く動員される軍隊兵力だとでもいうのですか。それならそうとはじめから言っ てください。発電所売却阻止でなく、民営化封緘だということです。それなら 組合員は、われわれは発電所売却阻止と言いたいが、そのような考えなら、指 導部は行けと言わなくてもその程度の目標で何でゼネストをすることがあるか と言って他の方法をしらせしたでしょう。

「民事・刑事上の責任と懲戒が適正な水準で解決されるように努力して必要な 場合これを関係当局に建議する。」

本当にこういう合意を何故するのか理解できません。
何故民主労総指導部が組合員等の懲戒を合意できるのかとうてい分かりません。 私たち組合員に過ちはありません。悪法が私たち組合員を不法に追いやっただ けです。したがって、何の責任も懲戒されることも、ありえません。そして、 資本家や政権が責任や懲戒をしようとすれば、戦すべきであり(これに対して 教宣室作成文書は一層根気強い対話の姿勢が要求されるが、再ストライキの動 きに進むこともあると表現している)、ある程度の責任を負うと自認をするこ とは、同志の首を指導部が自ら切ることがなるのです。
そして、「適正な水準」が、どんな水準にすれば適正なのか分かるはずもなく、 関係当局に「建議」することに何の効力があるのか分かるはずもありません。 こういう合意は全くしてはいけません。こういう合意をして得るものは、なに がありますか。4000人を切るところを500人か、1000人にして、損害賠償額が 400億になるのを100億か、でなければ10億にしようというのですか。それで、 懲戒や損害賠償、刑事起訴された人々が「適正な水準」になったと判断するな ら、合意精神を生かして指導部は無策傍観するということですか。
これが組合員等の被害を最小化する最善の策だったと強弁されるなら、もう指 導部の席からおりてこなければなりません。

「労組はストライキを中断して即刻会社に復帰する」

復帰すれば、そのまま静かに私たちの間で言えばいいようなことを文書化して どうするのですか。いったい何を得ようとして、こういう話にもならない文句 を書くのは資本と政権に力を与え、組合員と民衆にわれわれは敗北者だという 認識を持たせることで、本当に理解できません。

もう結論を言うべき時になったようです。

民主労総と発電労組の指導部は、「現実に存在している運動エネルギー」を過 小評価してこれを現実的な力に転換させる意志と能力も無く、資本と政権に 「降参」をしたのです。組合員等の動力がどうだとか、指導部の立場では止む を得ない現実的判断だったとかいう話は、そこまでにすべきです。
私が見た民主労総組合員が今回のストライキに臨む姿勢は、いつの時より真摯 で熱心であり、発電所の私有化は絶対に阻止するという意志が強固でした。さ らに、市民社会の支持も非常に高かったです。したがって、ここに適切な指導 さえあれば、さらに強力な力として一本勝負に出られたと思います。
たとえこの戦いで労働者が凄絶に破られたとしてもそれは私たちの組織の強化 で民衆の希望の火種として強力に生き残ったでしょう。なぜなら労働者が、自 分たちの企業の内で、自分たちの問題だけで戦うのではなく、全労働者の立場、 全民衆的な立場から連帯ストライキをするということは、それ自体が重大な歴 史的進歩だったからです。

したがって、このような合意案を挑出してゼネストを自ら無にした指導部は、 これに対し応分の責任を負うべきです。

今は新しく強力な闘争をまた準備するべきです。!!!!!

http://cham4.jinbo.net/maybbs/viewgongji.php?db=baljeon&code=gongji&n=501&page=27


Created byStaff. Created on 2002-04-04 06:57:02 / Last modified on 2005-09-05 08:14:19 Copyright: Default

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