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希望の目をさます「ハナマトゥリ」

在日韓国民団と総連跳び越えた大阪同胞等の6・153周年記念祝祭、 青年達の力で切り開く

去る6月15日、大阪で2000年6・15共同宣言3周年を記念する 「ハナマトゥリ(‘マトゥリ’は日本語の祭という意味)」が開かれた。 9・17以後、急激に萎縮した在日同胞社会に一筋の明りのような行事であった。 特に、2000年以後、急速に近づいた在日韓国民団と総連が9・17で その場に留まっている状況なので、一層貴重なことだった。 実際に新潟県では2団体がまだ共同行事を開くことができずにいる。 総連に対する日本社会の批判的雰囲気を負担に感じる雰囲気が存在しているためだ。

毎年、韓国青年団体と交流行事も

大阪が、それでも希望を見せたのは、 ここには既存の在日韓国民団や総連組織の限界を跳び越えようとする 若い同胞世代の希望を探す動きが活発であるためだ。

同胞3世と4世を中心とする在日コリアン青年連合を率いるキム・テクス(31)氏も そのひとりだ。在日コリアン青年連合会員は大部分が韓国籍を持つ父母の下で生まれ、 日本の学校に通った青年達だ。高等学校までは日本語だけを使っていたので、 当然韓国語ができなかった。しかし彼は、同胞先輩の紹介でこの団体の会員になり、 自身のアイデンティティについて悩んだ末に、韓国語を学ぶことに決めた。 両親の反対をかえりみず、精力的な活動を繰り広げた彼は、 結婚した後も団体の共同代表を預かり常勤として働いている。 この団体は、毎年一度ずつ韓国の青年団体と交流行事を開く。

写真/今年6月15日、大阪で開かれた南北首脳会談3周年記念行事のハナマトゥリ。 在日韓国民団と総連が合同で行事を行った。

「この団体に加入した後、初めて民族の歴史や社会の苦痛、矛盾を学んだ。 われわれは日本や朝鮮半島問題だけでなく、世界共通の問題である貧困問題、 平和問題、第三世界問題にも関心が多い。民族教育はもちろん、 社会教育の役割もしたい。同胞青年達にそのような機会を与えたい。 それで、スローガンも‘在日に根をおろして祖国に参加して世界に連結する’にきめた。」

クァクチヌン(37)氏は、在日韓国民主人権協議会の事務局長を受け持っている。 在日同胞問題を人権の側面から研究して、在日同胞団体のあいだの協力と 連帯事業を積極的に行っている。郭氏は、拉致事件に対しても 「基本的に人権問題とみるべきだ」と話した。 拉致被害者の人権問題だけでなく、それによって生まれる在日同胞等の人権問題にも 関心を持つべきだということだ。結局、日本と北が国交を正常化する過程と、 未来のための合意をする過程で、 包括的に解決する方法が最も良いというのが彼の見解だ。

「日朝国交正常化過程で問題解くべき」

大阪民族教育文化センターのキムグァンミン(32)事務局長も若い活動家だ。 彼は大阪で民族教育の講師等の会合を設けている。中学校の時、 「民族学級(日本学教に通う学生を放課後に集めてハングルと韓国語、歴史、 文化などを教える学級)」を経験した彼は、民族性に対する自覚を育てて 祖国の歴史を学ぶようになった。彼はその後5年間、韓国に留学し、 現在はほとんど完壁なハングルと韓国語を使っている。 彼は民族教育の制度化と法的根拠を作る事業に力を注いでいる。

新潟・大阪=キムチャンソク記者kimcs@hani.co.kr

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