本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:非正規職撤廃闘争の道に連帯する歌う同志
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 20050506munhwa
Status: published
View


非正規職撤廃闘争の道に連帯する歌う同志

[歌よ飛んで行け:文化活動家インタビュー]

(1)-非正規職撤廃アルバムを企画したキムソンマン氏

イコンマム記者iliberty@jinbo.net

「また全泰壹に会う時代、いや彼のときより、さらに劣悪な時代から全身でぶ つかって、1年6か月を非正規闘争の中で歌を描いた。歌が歌でとどまらないた めに、闘争がスローガンだけで空回りしないために、非正規職撤廃、差別撤廃 闘争に参加するという歌う同志が集まった」アルバムジャケット文より

肩を組み、非正規職と共に

メーデー、真昼のような熱気の中、翰円CC労働組合労働者たちが自分たちの話 で埋め尽くされた歌のアルバムを持って現れた。闘争の歌、連帯の歌「肩を組み、 非正規職と共に」という名でメーデーに合わせて発売されたアルバムは、 非正規職撤廃に連帯する文化活動家が集まって30余曲の非正規職労働者たちの 歌で構成されている。アルバムの販売収入の40%は非正規職労働者闘争事業場に 渡される。今回のアルバムは、民主労総、韓国労総、全泰一烈士記念事業会、 イヨンソク烈士精神継襲事業会、全国不安定労働撤廃連帯、民主労働党が 後援し、キムソンマン氏が企画した。また、コッタジ、リュグムシン、 パクチュン、ユンミジン、チミンジュ、良い友人、本当に良いなどの 文化活動家たちが共に作った。

アルバムの話を聞くためにキムソンマン氏に会った。キムソンマン氏はアルバム の広報と配布のために非常に忙しそうだった。民主労総後方の公園、涼しい木陰で キムソンマン氏との対話を始めた。今回アルバムに対する反応を尋ねる 記者の質問に、キムソンマン氏は顔いっぱいに笑いを浮かべ、「人々が聞きも しないで買ってくれます。たぶん二枚で一万ウォンだからでしょう。他の アルバムの半分の値段ではないですか」と話し始めた。「特に、今回のアルバムには 有名な民衆歌手から、地域で、現場で熱心に闘うアマチュアの歌サークルまで 参加して、さらに多くの内容と歌を入れられました」とアルバム広報に熱を上げた。 4月30日から5月1日までのアルバム販売収益は、382万ウォンに達するらしい。 今回の販売収益の40%は、翰円CC労働組合の名で ハイニックス-マグナチップ社内下請け労働組合に闘争基金として渡される。

闘争の歌、連帯の歌

今回の歌アルバムは、1年前から検討を始めて、5か月前に企画に入ったという。 「以前、全国不安定労働撤廃連帯から出した非正規職労働者のための歌アルバムが あったのですがとても急いで作りました。そのアルバム作業に参加して、 非正規職問題が一日や二日の問題ではないように、急ぐことなく非正規職労働者 の話を多角度から接近したかったのです」と今回のアルバムの開始を説明した。

歌の説明を頼むと、「この多くの曲をすべては説明できると思いますか(笑い) 何曲か紹介するとしたら、アルバムは2枚になっているんですが、「闘争の歌」 は力強い闘争歌が含まれ、「連帯の歌」は明るく楽しい歌が含まれています。 「花火一つの愛」という歌は、イヨンソク烈士の追慕曲です。普通、烈士の 追慕曲というと、憤怒、闘争などを中心に作るでしょう。でも今回の追慕曲は イヨンソク烈士の生、人間的な面を入れるように努力しました」。 淡々と答える彼の目の中には、労働者たちの生がそのまま込められているようだった。

アルバムにはアマチュアの歌サークルの歌もたくさん含まれている。 「現場では多くの人々が歌を作って歌っていますが、発掘できていないでしょう? そんな歌を発掘するために、探していたところ、蔚山労働者歌連帯が作った パクイルス烈士追慕曲がありました。とても良い歌なのに自分たちの間だけで 歌っていたので、今回のアルバムに入れました」。 この歌の題目は「生きて、戦って、勝とう」だ。また「作業服」という題目の歌は 全泰壹文学賞を受賞した労働者の詩に曲を付けた歌でもある。 民謡からラップまで、多様なジャンルの歌は非正規職労働者の生のあちこちを 時には楽しく、時には悲壮に歌っている。

「歌を作るには、闘争の中で出会わなければなりません」

キムソンマン氏はレゴ・コリア非正規職労働者の闘争に接し、非正規職労働者 の生についての歌を書きたいと思うようになったという。キムソンマン氏は、 翰円CC労働者のための歌「キャディの歌」と、派遣職労働者への歌「派遣法撤 廃歌」、最近の集会でいつも聞く「非正規職撤廃連帯歌」などを作った。

「私が非正規職労働者についての歌を書き始めて、各地で自分たちの歌も作っ てくれと言う話を聞きます。歌を作るためには闘争の中で出会わなければなり ません。「キャディの歌」を作る時も、一緒に闘い続けたんです。 その過程で「明け方に星を見て出勤し、夕方に星を見て退勤する、われわれは キャディ」という歌詞を書きました。翰円CCの同志がこの歌詞に対して、 これはまさに私のことだと言って涙を流していました」。彼は闘う労働者の 生の話を、現場の感覚を盛り込むために共に生活し、闘争する。 キムソンマン氏は、今後も非正規職、特殊雇用職労働者の生をそのまま歌った 歌を作る計画だという。

今回の「肩を組み、非正規職と共に」歌アルバムについて最後に一言を頼むと、 「非正規職を解消せずには平等を論じることができず、非正規職を撤廃せずに 平和を語ることができず、この時代あらゆる構造悪がまさに非正規職にあるの ですから、非正規職労働者の痛みを描き、共に非正規職撤廃に連帯する気持ち を歌にしました。大きた関心をお願いします」と、おおいに広報してくれた。 アルバムには、集会の現場とオンラインで出会える。非正規職労働者たちの 命をかけた闘争が続いている今、歌で彼らの生に会ってほしい。

「あちらに走り、こちらに走って、倒れて吐くよ、骨の髄まで染み込んだ 非正規職。誰も誰も胸の中で固まった熔解鉄に沸き立つ私の同志よ。 立ち上がれ非正規職、ああ!立ち上がれ派遣」 歌「作業服」より

2005年05月06日15時50分 原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2005-05-06 23:21:01 / Last modified on 2005-09-05 08:07:54 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について