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民労、『従属的対北朝鮮意識』が俎上に

大統領選挙敗北で政派対立が最高潮に..29日の中央委が分岐点

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2007年12月25日1時08分

大統領選挙の敗北で民主労働党内の政派対立に再び火がついた。党内の平等派、 『前進』は、党の危機を突破するためには対北朝鮮従属主義と政派覇権主義の 全面的な清算が必要であり、これを全党的な合意とするための臨時党大会を主 張している。党内多数派を占める自主派に対する事実上の宣伝布告だ。しかし 自主派は「総選挙を100日前にして路線論争をするのは非現実的な主張で事実上 の政治攻勢」と反発している。これにより、12月29日に予定されている中央委 員会で二大政派の激突が予想される。

「自主派の対北朝鮮観は反進歩的」..『総選挙不出馬』背水の陣で総攻勢

党内平等派系列の最大政派である『前進』は12月22日の中央委員会、23日臨時 総会を連続して開き、『党革新による第2創党』を当面の最大事業に定めた。 「現在の民主労働党としては、進歩政党運動を率いることができず、党員と国 民に敬遠されるだけ」という現実認識に従ったもの。

これと共に『前進』は来年の総選挙で比例代表候補を出さないことに決定し、 『背水の陣』を敷いた。前進のキム・ジョンチョル執行委員長は、「(党革新の 主張が)比例代表を一議席取ろうとしていると思われるので、既得権放棄を決意 した」と話した。

『前進』は臨時総会で、○党綱領精神の再実現、○大統領選挙と党運営での覇 権主義の評価、○従北主義など反進歩的路線に対する全面的清算などを貫徹さ せるための臨時党大会の招集を要求すると決定した。また、党指導部が大統領 選挙惨敗の責任を取って辞任し、非常対策委員会を構成するよう要請する方針だ。

キム・ジョンチョル執行委員長は「昨年の一心会事件について、反省すべきは 反省し、北朝鮮に対して言うべきことはきちんと言う態度を持たなければなら ない」とし「過去の北核擁護発言の歴史的評価とともに再発防止の約束を受け 取る」と話した。また「大統領選挙の時に『コリア連邦共和国』で統一中心主 義を押し出そうとしたことも問題提起する部分」と付け加えた。

続いてキム・ジョンチョル執行委員長は「政派覇権主義を固着させる党職公職 の兼職許容と大統領選候補競選時期のノ・フェチャン候補に対する自主派のネ ガティブ攻防についても正確に評価して謝るべき点だ」と明らかにした。

対北朝鮮観、覇権主義に関する問題は、党内の慢性的な論争テーマであり、自 主派と平等派は合意できないまま懸案ごとに散発的に衝突してきた。彼らがこ れをまた持ち出した理由は、権永吉候補の失敗で彼を組織的に支持した自主派 が政治的守勢に追い込まれた状況を機会に、彼らの立場で論争を決着させたい という意図がある。

キム・ジョンチョル執行委員長は「まず党の中で最善を尽くして戦うつもりだ。 合意できない点について現在まで議論されたことはない」とし「まだ、離れる かどうかの結論を下すのは難しい」と『分党論』には線を引いた。しかし前進 の内部では「新しい進歩政党を作ろう」という主張と「党革新が先」という意 見が対立しているという。

「自分の気に入れなければひっくり返すというのは問題..路線評価は総選挙の後」

自主派は『総選挙前まで総団結』を主張して戦列を整え、平等派の反撃に対抗 している。大統領選挙の時に『コリア連邦共和国』を積極的に説明して自主派 の先頭に立ってきたイ・ヨンデ政策委議長は、「総選挙まで100日しかないのに、 路線論争を整理するのは不可能」とし「効果的に総選挙に対応することが急務。 路線整理は総選挙後にするべきだ」と主張した。

続いて「党の刷新は、言葉ではやさしいが総選挙まで数か月しかない。現実的 に方法はない」とし「総選挙の次に党の全般的な革新を推進すべきだ」と再度 強調した。

イ・ヨンデ政策委議長は「前進の主張は総選挙の期間にできないことを提起す るもので、政治攻勢の性格があるのではないか」とし「路線問題も実質的な路 線の違いというより派閥化された政派の対立の方が大きい。党の公式な決定手 続きである多数決の原則によるものではなく、自分の気にいらなければひっく り返すという方法は国民に信頼を与えることができない」と平等派を批判した。

続いて「29日の中央委員会で現指導部の責任を問い、指導体制を新しく整備し て準備をすればいい」とし「総選挙の時は大統領選挙のように政派対立のよう な良くない姿を見せず、国民に『心を入れかえて困難な条件で頑張って走って いる』という印象を植え付けなければならない」と話した。

イ・ヨンデ政策委議長は「一角では分党論が提起されているが、今、分党は正 しくない。党が困難な時もあり、うまくいく時もある。党自体を壊そうとする のは正しくない」とし「論争で時間を浪費せず、すべきことを早くして動いて いかなければならない」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-27 15:58:31 / Last modified on 2007-12-27 15:58:32 Copyright: Default

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