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香港ハンスト闘争4日目「香港政府の代わりに謝る」

8日、12人の抑留者が500人の香港市民と集会

ウォンイクチン(Wong Yick Ching)

香港現地でのWTO反対集会で、不法集会の疑いで起訴された12人(韓国人11人、 日本人1人)がハンスト闘争を始めてからもう4日目になった。8日、香港の市民 が彼らの無罪釈放を要求して香港政府庁舎前で連帯集会を開いた。この席で、 民主労総のヤンギョンギュ参加団長は「私たちの腹が減るぐらいは、私たちの 闘争を支持してくれる労働者と農民の連帯に較べれば何でもない」と述べ、香 港市民の支持に感謝の気持ちを伝え、闘争の意思を確認した。

8日の集会での記者会見

8日の集会は、姜基甲議員をはじめとする民主労働党と全国農民会総連盟、民 主労総、カトリック農民会会長など、8日に香港に再入国した韓国の民衆運動 代表の記者会見で始まった。以後、500人余りの香港市民、移住労働者など多 くの国籍と背景を持つ人々がこの集会と行進に参加した。参席者は、 『Release!(釈放しろ)』、『Down Down WTO(WTO反対)』というスローガンを叫 び、香港警察総局のビルから香港政府庁舎までデモ行進をした。

その後、香港市民とのキャンドル集会に両親と一緒に参加した香港のある子供 は「WTO集会の前まで、私の夢は警官だったけれど、今回は警官にとても失望 してその夢をあきらめた」と述べ「韓国の方々がはやく韓国に帰れることを望 む」と話し、大きな拍手を受けた。これに対して韓国のある活動家は「警官に なる夢をあきらめる必要はないんだ。君は必ず民衆たちを助ける良い警察にな るだろう」と励ました。

警官になる夢を語った香港の子供

この日の闘争で、参席者たちは自分たちのメッセージをはっきりと述べた。釈 放のためのこの闘争は、単に起訴された14人の釈放だけを要求しているのでは ない。彼らの戦いは「WTOの暴力と絶対的な権力から全世界民衆を釈放しろ」 という要求だ。また、12人の断食者も彼らの断食闘争が「単に裁判所の決定を 待つばかりでなく、WTOに反対する彼らの闘争が正当だということを知らせる ために、あらゆる努力をつくすという決意だ」と明らかにした。

一方、8日現在までに香港市民により集まった募金額は約1300万ウォンに達す る(これは、前に募金された4000万ウォンとは別の計算だ)。これは「香港市民 が彼らの断食闘争にどれほど共感しているかを見せるものだ」と香港民衆同盟 の関係者が明らかにした。

また、こうした香港市民の関心と支持に対し、12人のハンスト者たちは深い謝 意を表した。これに対し、集会に参加した香港市民はむしろ「金持ちだけのた めの香港政府の非民主的な処置を謝罪する」と述べ、「韓国の農民のみなさん、 ありがとう!」、「韓国の労働者のみなさん、ありがとう!」と叫び、深い連帯 の挨拶をした。

写真と記事を送ってくださったウォンイクチン(Wong Yick Ching)さんは国際 カトリック学生運動アジア太平洋活動家です。翻訳はWTO反対アジアカトリッ ク連帯活動家オム・キホ様がしてくれました。

2006年01月09日11時48分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-01-09 15:47:57 / Last modified on 2006-01-09 15:47:59 Copyright: Default

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