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Rlease Political Prisoners 「政治収監者を釈放しろ」

韓中日の民衆、 「拘束者たちの無罪釈放を要求する」

香港取材チーム

22日の夜9時、香港そごうデパート前のEast Point Roadで、起訴された14人の ためのキャンドル文化祭が進められた。香港の移住労働者をはじめ、多くの 香港市民が参加したこの日のキャンドル文化祭では、これまでに 香港民衆同盟(HKPA)が集めた寄付を韓国民衆闘争団に渡した。

この日、現場では釈放を要求する市民署名と募金運動が共に進められた。署名中の香港市民。

参加者たちは、一つの希望のキャンドルを持ち、集会の各所に「Rlease Political Prisoners 政治収監者を釈放しろ」という内容の釈放を要求する 宣伝物があった。

また、ビデオパワー(香港で活動するメディア活動家単位)が用意した韓国人た ちの闘争映像と香港警察の暴力弾圧場面の映像報告もあった。この映像を見て 香港の市民たちは拍手し、感心をしたり、ため息をついたりもしながら、 香港の市民たちはこの一週間、韓国民衆闘争団が見せた香港でのさまざまな 実践を回想するような様子を見せた。

全国農民会総連盟の朴ミヌン事務総長は「現在拘束されている人々は、暴徒で はなく全世界の民衆を弾圧するWTOに反対して闘争しに来た人々だ」と繰り返 し強調し、「このようにして韓国人と香港人が一つの希望でキャンドル文化祭 をするということに鼓舞される」と述べ、23日の裁判を控えて進められたこの 日のキャンドル文化祭の重要性を強調した。

この日のキャンドル文化祭は、香港民衆同盟(HKPA)が主催した。500人余りの 香港市民が参加し、キャンドルを持って起訴された14人の無罪釈放を香港警察 当局に要請した。現在、連行されている日本人拘束者のために演説に立った稲 垣氏は「香港の市民が拘束者のために、こうして街に出て、キャンドルを持ち、 共に声を出してくれて本当にありがたい」という言葉を伝えた。また、もうひ とりの台湾人拘束者のための演説に立ったCALL(Committee for Actions for Labor Legislation)の活動家、Wuo Young Ie氏は「警察の連行は不当だ」と述 べ、「彼らの早急な釈放を要求する」と糾弾発言をした。

その後、香港民衆同盟(HKPA)の活動家が用意したパフォーマンスが進められた。 彼らはスローガンを叫びながら、誤りを指摘するシュプレヒコールをあげると、 強圧的な香港警役の人々が現れ、ラップで目を隠し、口をふさぎ、腕を縛るな どの弾圧場面を演出した。その後、彼らは少しずつラップをはがしながら、政 治的自由を勝ち取ったという意味の「People, united, will never be defeated! (団結した民衆は決して敗北しない)」というスローガンを叫んだ。 その後、文化祭参加者らと共に「Down Down WTO」のシュプレヒコールを叫び、 パフォーマンスは拍手で終わった。

また、この日のキャンドル文化祭の場所では、香港市民10人が韓国民衆闘争団 に「韓国の女性たちに渡してくれ」とプレゼントを渡した。彼らは4つの大き な袋にいろいろな服やアクセサリーを買ってきて「韓国の参加団は、ろくに ショッピングもできないまま香港を離れたようなので、こうしてプレゼントを 準備した」と述べ、きっと渡してくれるようにと伝えた。

一方、この日のキャンドル文化祭の主催団体でもある香港民衆同盟(HKPA)の約 30人の活動家たちは、この日の午後4時頃にシャオマオティン警察署の前で糾 弾記者会見を開き、シャオマオティン警察署に拘束されているヤンギョンギュ 民主労総参加団長をはじめ、韓国人1人と面会した。またHKPAは自主的に用意 した韓国の食事と果物を差し入れ、強い連帯を表わした。

ビデオ パワーの映像を見る参加者

パフォーマンスの場面。自由なスローガンを香港警察などが強制的に防いでいる姿。

香港の市民が渡したプレゼントのつつみ

キャンドル文化祭で朗読された手紙

愛するご両親に

バカな子供がご両親にご心配をおかけして申し訳ない気持を禁じえません。朝 夕のあいさつができなくなって、いつのまにか十日が過ぎました。故郷は一週 間以上、大雪が降ったということですが、うちの畜舎は大丈夫でしょうか。

私がいなくて、年を召されたお父さん、お母さんがどのようにしているのかが 心配で、気が遠くなりそうです。香港で開かれたWTO閣僚会議は何の成果もな く終わりましたが、私は香港に閉じ込められて帰れない状況になり、しわのよっ たお父さんとお母さんの顔だけが目に浮かびます。

普段、具合いが良くなかったからだは、馴染まない異国の地でさらに悪くなっ ています。食べ物も合わず、知らない人たちに囲まれて、言葉も通じないので、 体調を伝えることもうまくできません。しかしお父さん、お母さん、あまり心 配されないでください。体が悪くて、ちゃんと走れない私は、香港警察当局が なぜ私を閉じているのかよく納得できませんが、事情を知れば特に問題なく帰 国できるだろうと信じています。

愛するお父さん、お母さん! お父さんお母さんがこんなに懐かしく、暖かい か、普段はわかりませんでした。私が無事になつかしい韓国の地を踏めること になれば、これまでできなかった親孝行をちゃんとしなければという気持がま すます大きくなります。

なんとか私が一日もはやくお父さんお母さんのそばに行けるように多くの人々 が努力していて、また真実も明らかになるでしょう。なにとぞ私が帰る時まで 健康でいてください。

カンスンギュ拝

2005年12月23日1時32分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2005-12-23 04:06:11 / Last modified on 2005-12-23 04:06:12 Copyright: Default

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