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編集2003.09.15(月)08:06

第5次WTO会議決裂…宣言文採択せずに閉幕

第5次世界貿易機構(WTO)閣僚会議は閉幕日の14日午後、 閣僚宣言文の合意に失敗して宣言文を採択せずに閉幕することにした。

今回の交渉決裂は、この日の午後2時頃、30余か国が参加して開かれた 主要国家非公式会議で、アフリカ・カリブ海・太平洋(ACP)沿岸78か国が シンガポール・イシューを受け入れることができず、 宣言文草案に合意できないと明らかにしたことによるものと 韓国代表団の関係者が伝えた。

当初の日程では、この日の午後1時に各国代表基調演説を終え、 午後3時頃から閉幕式に入り、合意された宣言文草案を上程して採択、 次期閣僚会議開催時期と場所と決定した後に午後6時頃、公式閉幕することになっていた。

この日の主要国非公式会議を主宰した五次閣僚会議議長のデルベス・メキシコ外相は、 シンガポール・イシューの合意が難しいことがわかり、 こういう状態で合意文挑出が難しいとして事実上の決裂を宣言、 この日の午後4時の全体主席代表会議(HOD)の後に 公式閉幕式を開くという日程を明らかにしたと、この関係者は伝えた。

4項目のシンガポール・イシューに対して、13日に発表された宣言文草案は、 貿易円滑化、政府調達透明性部門の交渉だけを直ちに開始して、 投資と競争部門は、農業と非農産物の市場接近に関する交渉細部の原則を 決定した後、交渉を始めるという方向で決定された。

当初、尖鋭な対立を見せた農業市場開放分野によって、 各国代表のあいだに徹夜で緊迫した水面下交渉が進められ、 約一日閉幕式が延期される可能性があるという観測が提起されたが、 ひとまず表面的には農業問題ではなく、 シンガポール・イシューに対する意見の差で決裂した。

今後の日程は、今回の閣僚会議が2005年1月1日を期限とする ドーハ開発アジェンダ(DDA)交渉の中間点検の性格を持つだけに、 来年3月頃に特別閣僚会議を開く方案が言及されていると伝えられた。

閣僚会議宣言文の採択は全会員国の同意を受けることになっているため、 形式的には一か国でも反対があれば宣言文採択ができないように規定されている。

13日、デルベス長官が配布した宣言文草案は、農産物関税引下げ方式について 開発途上国に対して最小限の縮小率を認められる特別品目(SP)と、 一定の比率の農産物だけを除き、急激な関税引下げがなされる スイス公式(高関税をより縮小し、一定の水準以下に縮小する方式)を適用したり、 5%以下の低関税を設定するようになっていた。

(カンクン=連合ニュース)

"原文":http://www.hani.co.kr/section-007000000/2003/09/007000000200309150806001.html


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