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[カンクン]ホサンマン農林長官、韓国闘争団状況室を訪問

イムウンギョン記者

△夜9時半頃、韓国闘争団宿舎を尋ねたホサンマン農林部長官(正面左側)(C)民衆の声

韓国民衆闘争団が、警察が築いた厚いバリケードを撤去して 閣僚会議場進入デモを繰り広げた13日の夕方、 闘争団状況室をホサンマン農林部長官が訪問し、懇談会を持った。

この日の懇談会は、政府の農業交渉の進行状況を直接説明してくれという 農民連帯側の要請で行われた。 懇談会には、この日の昼に到着した故イギョンヘ農民の末娘 イジヒェ氏と農民連帯代表が位置し、 一時間近く許長官の説明を聞いて質疑応答の時間を持った。

許長官は先月24日に提示されたカスティーヨ一般理事会議長案を修正した 農業交渉グループの修正案がこの日の午後2時に新しく出てきたと伝えた。

許長官によれば、新しい修正案はカスティーヨ議長案以後、 各グループが提示した意見を反映して新しく作成されたもので、 韓国の関心事項である特別品目(SP)は維持するようにしたが、 開発途上国の関税上限(Capping)設定が相変らず交渉対象に残り、 私達が主張してきた低率関税義務輸入量(TRQ)拡大反対も反映されなかった。

また、関税縮小について先進国と開発途上国が同水準を維持することになっており、 国内産業に対する政府の補助金を大幅縮小することになっている。 この修正案が最終的に閣僚宣言文に含まれるかどうかはまだ決定されていない。

長官の説明の後に農民連帯代表は、長官が韓国農業に対して開発途上国の 地位を取り出す意志があるのか、そしてどんな圧力があっても韓国の 農業市場を守る意志があるのかを尋ねた。 「ここカンクンまで来た農民団体及びNGOが要求する事項が何か知っているのか」 という質問に対して許長官は返事ができなかった。

「それなら、いったい会議場に入って、なにをしているのか?」と問い質す 農民連帯代表と「国益のためにがんばっている」という返事を繰り返す長官の間に 言い争いが行われた。

忠北の女性農民代表者が語った。

「政府の役人が米国が言う通りに何でも聞いて、はんこを押してやれば、 私たち農家は皆死ぬと考えています。私達がここくるために、 コメを何俵売ってきたのか知っていますか? 私は今年、唐辛子作りをしましたが、 1年の収穫をみんな売っても、ここまで来る旅行の経費が出ません。 それでも、こなければならないほど切迫しているから来たのです。 自国の農民がここまできて命を投げたのに、そんなことを言っているとは……。 割腹すべき人はイギョンヘ氏ではなく、あなた方だ。」

父の消息を聞いて二日かけて殯所に到着したイジヒェ氏は、 「私は農民運動についてはよく知りませんが、父の遺志が何の成果も無く やられてはならないと考えます。ここいらっしゃる農民代表者方達の意思を 会議場で反映してくれなければ、遺体引き渡し書類に署名しないつもりです」と語り、 この話に許長官は困惑する表情になった。

長官は一時間足らずで次の日程があると言って立ち上がった。 しかし話す言葉がみな終わらない農民は、駐車場まで出て彼を取り囲み、 うす暗い街灯の下で再び30分あまり舌戦が行われたが、何の結論も無く両側は別れた。

2003年09月14日(C)民衆の声

http://www.voiceofpeople.org/new/news_view.html?serial=5805&category=type10


Created byStaff. Created on 2003-09-15 09:01:27 / Last modified on 2005-09-05 08:07:20 Copyright: Default

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