本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:非正規職当事者「労使政合意、非正規職の助けならない」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1593963102163St...
Status: published
View


非正規職当事者「労使政合意、非正規職の助けならない」

子会社非正規職、中小零細事業場、特殊雇用労働者集まって、労使政合意案廃棄を要求

パク・タソル記者 2020.07.01 14:13

民主労総中央執行委員会の会議が空転している間、 非正規職当事者たちは記者会見を行って 労使政代表者会議合意案は解雇と生計危機に瀕した非正規職を無視した誤った合意だと批判した。

「非正規職もうやめろ1100万非正規職共同行動(以下非正規職もうやめろ)」は 7月1日午前、民主労総13階の大会議室で 労使政合意に対する非正規職の立場を直接明らかにした。

クルチャム(蜜の眠り)のキム・ソヨン運営委員長は 「多くの言論が22年ぶりに労使政が大妥協すると騒いでいるが、 その大妥協の結果は多くの労働者を死に追いやり、 さまざまな非正規職の名前が作られること」と批判した。 キム運営委員長は「コロナ19災害状況で、 民主労総指導部はまた誤った歴史を繰り返そうとしている。 口では非正規職労働者を保護して災害状況危機打開が必要だったからだと言うが、 この合意案では解雇される労働者たちを保護できないのではないか」とし 「今の合意案は苦痛分担でもなく、遠慮なく企業を生かす合意案」と評価した。

鉄道労組コレイルネットワークス支部のソ・ジェユ支部長、 城西工団労組のキム・ヒジョン委員長、 全国保険設計士労組のオ・セジュン委員長は 記者会見で直接非正規職当事者立場を代弁した。

子会社制度の弊害を直接経験したソ・ジェユ支部長は 「間接雇用をめぐり元請・下請の共生努力などが合意案にあるが、 実際の現実では元請と下請が決して水平な関係ではないため、 下請としては何も要求できるものがない」とし 「民主労総がしていることは、この間接雇用の状態を終わらせる派遣法廃止の要求」 だと主張した。

ソ支部長は 「政府がすぐにできる派遣法廃止などをそのままにして、 労働者がさらにどんな譲歩をしなければならないのか」とし 「政府ができることをせず、労働者に災害の苦痛を転嫁する合意に納得できない」と声を高めた。

キム・ヒジョン委員長は中小零細事業所で働く労働者も 今回の合意案では労働条件はあまり変わらないと憂慮した。 キム委員長は「工団では今も多くの労働者が死んでいる。 2年前には城西工団で結婚前の新婦が死に、 数日前にはマンホールの下でリサイクル紙を回収して労働者2人が死んだ」とし 「民主労総の組合員は100万を越えるというが、 現場のあちこちには労組がなく民主労総が役割を果たせずに起きる事故が多い」と話した。 キム委員長は「結局、労組に入れない労働者を救済することが重要だが、 今回の合意案では彼らを救済する方法はない。 くやしく繰り返される死を防ぐ案が見られない」と明らかにした。

オ・セジュン委員長は 「民主労総がすべきことは、社会的大妥協ではなく、 資本主義体制を終わらせる闘争にならなければならない」と強調した。 オ委員長は 「政府は特殊雇用労働者の雇用保険を拡大するというが、 全体250万人ほどと推測される全体ではなく、そのうち約77万人程度だけに適用される。 特殊雇用労働者のためを口実に行われるさまざまな小細工をやめろ」と話した。

一方、非正規職もうやめろ招集権者の金属労組起亜自動車非正規職支会のキム・スオク前支会長は、 キム・ミョンファン委員長が明らかにした代議員大会を招集し、 労使政合意件を処理する案にも苦言を呈した。

キム前支会長は 「また代議員大会を開いて議論するというのは遺憾だ」とし 「今も非正規職の犠牲だけを強要する社会的合意を廃棄して、 解雇禁止と休業手当て失業給付適用、全国民雇用保険適用を要求して闘争しなければならない」と述べた。 続いて「文在寅(ムン・ジェイン)政府はいつも約束を守らず、 すでに前の大会で労使政対話テーブルに参加しないと話した」とし 「22年ぶりに導出された社会的合意案は、 非正規職労働者の最低の生計も解決できない案」と指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-07-06 00:31:42 / Last modified on 2020-07-06 00:31:42 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について