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最低賃金1万ウォン歩く大会「マノン:ラン」開催…1千人が参加

「自炊生も果物を食べたい」

キム・ハンジュ記者 2017.06.17 17:50

最低賃金1万ウォンを実現するための歩く大会 「マノン:ラン」に千人の市民が参加した。

「マノン:ラン」(訳注:「マノン」は1万ウォンの意味)は6月17日午後3時、 弘大入口駅・京義線スプキル公園を出発し、汝矣島、漢江公園まで約5.5kmを歩いた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

「マノン:ラン」を主催した「万ウォン行動」は、 「最低賃金1万ウォンの要求が2018年には必ず実現するように、 大衆参加方式の歩く大会を準備した」とし 「多くの労働者が最低賃金水準を受け取っており、 法定最低賃金も受け取れない労働者もいる。 (生活安定という)最低賃金制度の趣旨にも合わない賃金水準を変えるため」 歩く大会を準備したという趣旨を明らかにした。

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は、 歩く大会が始まる前にチャムセサンとのインタビューで 「お固い集会・デモ行進ではなく、歩く大会なので多くの人が笑いながら楽しんでいる」とし 「政府は3年後に最低賃金1万ウォンといったが、説得力がない。 青年をはじめ未組織労働者にとって最低賃金1万ウォンは切実な問題で、 2018年までに実現しなければならない」と伝えた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

集会ではなく歩く大会イベントなので、 家族単位、青年たちの参加が目立った。 歩く大会が始まる前に青少年労働者と自営業者の舞台発言が続いた。

アルバイトをしている高校2年のチャン・スソン氏は舞台で 「多くのアルバイト労働の現場に青少年が存在しているが、 ほとんどが制度外にいるという理由で最低賃金さえ受け取れない」とし 「最低賃金1万ウォンが実現されることで青少年アルバイト労働にも影響を与えられる」と伝えた。 彼は「キャンドルだった青少年と労働者は、3年、5年後の最低賃金1万ウォンではなく 『今すぐ1万ウォン』を叫んだ。 キャンドルにより更迭された政府は青少年労働者の声に耳を傾けろ」と付け加えた。

▲「ウェルカムトゥハプチョンゴル」食堂を運営するト・ジョンファン氏は時給1万ウォンでアルバイト労働者を雇用している。[出処:キム・ハンジュ記者]

すでに時給1万ウォンをアルバイト労働者に支払っている「ウェルカムトゥハプチョンゴル」食堂の代表、ト・ジョンファン氏も発言に参加した。 ト氏は「良い職員を選ぶためにアルバイトに時給1万ウォンを払っている」とし 「アルバイト労働者は自営業者で同業者だ。 時給1万ウォンは同業者のための賃金」と話した。

続いて、ト氏は「自営業者にとって最低賃金1万ウォンは現実的に苦しいが、 高いカード手数料、賃貸料などが解決すれば多くの自営業者が時給1万ウォンを検討できる」と話した。

市民約1千人は弘大入口駅を出発し、楊花大橋を渡って汝矣島の漢江公園まで歩きながら 「最低賃金1万ウォン」の歌とシュプレヒコールをあげた。

歩く大会に参加した大学生のユン・ミンジョン氏は 「自炊生も果物を食べたい」とし、最低賃金1万ウォンを訴えた。 ユン氏は「下宿の家賃が月30万ウォン、食費20万ウォン、交通費、通信費を入れると 1か月で70万ウォン程度が出て行くが、今の時給ではとても不足だ」と伝えた。

子供と一緒に来たチン某氏は 「周囲に高賃金の労働者も多いが、社会には1時間で1万ウォンも稼げない人がとても多い」とし 「最低賃金1万ウォンがはやく実現されなければ子供たちの未来も良くならない」と話した。

▲「マノン:ラン」の参加者が楊花大橋の下で人間の帯で「万ウォン」の人文字作りパフォーマンスをしている。[出処:キム・ハンジュ記者]

「マノン:ラン」の参加者は楊花大橋の下で「今すぐ1万ウォン」の 人文字を作るパフォーマンスも繰り広げた。

「マノン:ラン」は汝矣島の漢江公園に到着した後、 5時からミュージカル、最低賃金1万ウォン ストーリー公募展授賞式などの 文化祭を進める。

[出処:キム・ハンジュ記者]

▲「マノン:ラン」の参加者が律動パフォーマンスを行っている。[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-06-20 14:52:54 / Last modified on 2017-06-20 14:52:55 Copyright: Default

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