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野党圏統合 連席会議 第一歩、「持分割ることない」

12月17日までに統合政党の発足に合意...韓国労総は持分交渉を前提に参加

キム・ヨンウク記者 2011.11.20 23:52

民主党と革新と統合、韓国労総、福祉国家ソサエティーが集まった『民主進歩 および市民労働統合政党発足のための代表者連席会議』は、本格的な統合実務 協議体を稼動させ、12月17日までに統合政党を発足させることに合意した。

連席会議は11月20日午後、国会で初の代表者会議を開き「2012年の19代総選挙 に関して、公認議席の配分はせず、地方区は国民選挙を原則とし、統合精神に 立脚して新しい参加勢力を積極的に配慮する」という統合の基本原則を定めた。

このように議席配分をしないと初の代表者会議で釘を打ったのは、民主進歩を 指向する野党圏統合政党が議席配分交渉と見られると、国民に感動を与えない と見ているためだ。特に民主党中心の既得権維持に見られないために韓国労総、 市民社会勢力を積極的に配慮する姿勢も見える。

だが、民主党と革新と統合以外の勢力らしい勢力として参加する韓国労総は、 11月16日の中央執行委員会で議席配分を前提として連席会議に参加することに したため、議席配分は今後も問題になりそうだ。この日、韓国労総の中執でイ・ ヨンドク韓国労総委員長は「連席会議代表者会議に参加することで、実務者の (野党圏統合政党)議席の交渉が可能だ」とし「議席の議論をして、その結果を 見て野党圏統合政党への参加を決定しよう」と韓国労総連席会議への参加を強 く主張し、決定した。韓国労総は実務協議により、韓国労総の要求がきちんと 反映されなければ、中央執行委や代議員大会で野党圏統合政党への参加を拒否 するかもしれない。連席会議では、ハンナラ党との政策連帯を破棄し、野党圏 に合流した韓国労総が抜けると、またヨルリンウリ党のような勢力再編になり、 相当な負担として作用する展望だ。

12月17日の統合政党発足に合意

この日、連席会議は「野党圏統合は民主進歩陣営の中心勢力の民主党と統合に 参加する各政党、政派勢力が共同で推進するが、民主党員と市民、労働、進歩 勢力がすべて参加する革新と統合を指向する」とし、「指導部構成と公職候補 の決定にこのような精神を反映させる」と合意した。

また今回の統合政党推進に参加する各政党、政派の内部の意志決定を経て、 12月17日までに統合政党を発足させることに合意した。

連席会議の代表者は、新しい統合政党でこうした原則と合意を具現するために 連席会議代表者会議の下に『統合推進小委員会』を設置することにした。統合 推進小委は、政治綱領政策と党憲党規分科を設置し、11月21日から活動を始め、 統合政党発足の手続きと日程を含む協議の結果を11月25日に予定されている2次 連席会議に報告する。

民主党の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表は連席会議の冒頭発言で「この国で60年、 民主主義を守ってきた民主進歩陣営の中心的な組織が一つになった」として 「民主党をはじめ、市民勢力、労働勢力、政治勢力、福祉グループが集まった。 民主・進歩・市民の統合政党の誕生を告げることになった」と意味を付与した。 また「社会的な差別と二極化を克服して、反則と特権に対して正しい福祉社会 の道を開くために、われわれは一つになった」とし「来年の総選挙での勝利、 政権交替を実現するために、私たちすべて一つになった。私たちの中の私利・ 私欲、党利・党略をすべて置いて、小さな差、小さな対立を克服し、大義を見 ていこう」と強調した。

革新と統合のイ・ヘチャン常任代表は、「この席に来て、来年の執権が半分は 実現したような感じがする」とし「民主党の歴史で、韓国労総が統合に参加す るのは多分今回が初めてでないだろうか。市民団体が統合のために一緒にする のも今回が初めてだろう」と強調した。

韓国労総のイ・ヨンドク委員長は「国民の立場で見れば、今日、労働部門と市民 社会部門が参加して、政治が国民と一緒になったという新しい姿を見せた」とし 「資本主義社会体制において労働が持つ価値、意味の重要性は、誰もが同意して 共感するが、われわれ労働界は政治からは排除され、疎外されてきた。そして 常に周辺に留まった」と話した。イ・ヨンドク委員長は「第一野党の民主党と 革新と統合、市民社会勢力と同席するこの席が韓国労総にとって最後の政治 勢力化の試みになることを願う」とし「韓国労総の政治勢力化は単なる集団 利己主義、韓国労総だけの組織次元を越え、非正規職労働者、女性、青年など、 これまで政治の現実から疎外され無視されてきた1600万労働者を代弁する活動に なるだろう」と語った。

鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員は「来年は、民主進歩統合政党が圧倒的な 過半数で多数党になって、ローンスター聴聞会、FTA聴聞会、4大河川聴聞会の 出発だと思う」とし「労働がある福祉国家の道と、財閥改革を核心とする経済 民主化の道を追求できるように、民主進歩市民社会勢力がここに同席している」 と明らかにした。

革新と統合の文在寅(ムン・ジェイン)共同代表は「進歩政党が今ここにいない のは残念だが、今ここに集まった勢力だけでもとても広い統合ができたと思う」 とし「統合の幅という面で見れば、とても成功的な姿だと評価したい」と自評 した。

この日の連席会議代表者会議には、民主党から孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表、 鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員、チョン・セギュン最高委員、イ・イニョン 最高委員、チョン・ジョンベ最高委員、パク・ジュソン最高委員、チョ・べスク 最高委員、キム・ヨンチュン最高委員、金振杓(キム・ジンピョ)院内代表が参加し、 革新と統合からはイ・ヘチャン前総理、文在寅(ムン・ジェイン)盧武鉉財団理事長、 ムン・ソングン百万民乱代表、イ・ヨンソン代表、ナミュン・インスン共同代表が 参加した。また韓国労総からは、イ・ヨンドク委員長、キム・ムノ金融労組委員長、 ユ・ヨンチョル首席副委員長、キム・ドンマン常任副委員長、イ・ビョンギュン 常任副委員長が参加した。進歩統合市民会議からはイ・ハギョン常任議長が、 福祉国家ソサエティーからはチェ・ビョンモ、イ・サンイ共同代表が参加した。 また、創造韓国党からは、ユ・ウォニル国会議員が、朴元淳(パク・ウォンスン) ソウル市長とキム・ドグァン、慶尚南道知事代理人としてキム・ヒョンジュ ソウル副市長、ホ・ソンム慶尚南道副知事も参加した。パク・ヨンジン前進歩新党 副代表、民主労総事務金融連盟前職・現職委員長の会のクァク・テウォン代表 も参加した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-22 14:15:41 / Last modified on 2011-11-22 14:16:03 Copyright: Default

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