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  1. 4補欠選、ハンナラ惨敗..牛肉民心で厳しい審判

    再協議要求に耳をふさぎ崖っぷち追い込まれたMB政府

    イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2008年06月05日1時06分

牛肉民心が李明博政府と与党に苛酷な審判をした。李明博大統領就任100日(6月 3日)の翌日行われ「MB 100日評価試合」と呼ばれた6.4補欠選の結果は、ハンナ ラ党の惨敗に終わった。ハンナラ党の候補は首都圏ばかりでなく菜園の嶺南圏 でも全滅し「反李明博」の嵐を味わった。

最近、イ大統領の支持率が10%台に急落したこととからみ、地方自治体長9人と 広域・基礎議員43人を選出するミニ選挙が持たらした政治的波紋は相当なもの と思われる。今回の補欠選の結果は、選挙終盤の米国肉類輸出業者の自主規制 を解決法として提示した政府の「見せ掛け」が国民に通じなかったことを立証 し、野党圏と国民の再協議要求の声はさらに強まるものと見られる。

「全面再協議、内閣総辞職」の要求受け入れは不可避

ハンナラ党は地方自治体長選挙が行われた9か所のうち6か所に候補を立てたが、 勝利した地域は慶北道青島の1か所に過ぎない。最大の関心地域である首都圏 (ソウル江東区、仁川西区、京畿ポチョン)と菜園の嶺南圏(南海、居昌)ですべ て敗れた。29人を選ぶ広域議員選挙では、7か所で当選しただけで14人を選ぶ 基礎議員選挙でも一か所だけなど、嵐を体験した。

だが統合民主党と自由先進党、無所属候補は反李明博効果による反射利益をしっ かり享受した。統合民主党は地方自治体長選挙でソウル江東区をはじめ3か所で 勝ち、広域議員選挙14か所、基礎議員選挙6か所で当選するなど善戦し、大統領 選挙と総選挙連敗の記憶をきれいに払いのけた。

自由先進党は忠北地域で広域議員2人、基礎議員2人を輩出し、総選挙に続いて 今回の補欠選でも地域主義政党の底力を示した。地方自治体長選挙が行われた 9か所のうち5か所をさらった無所属突風も眼につく。このうち民主労働党は、 権永吉議員が再選した慶南道昌原で広域議員1人を当選させ、進歩菜園の構築 に成功したという評価だ。

ハンナラ党の敗北は、牛肉騒動で主力地域のソウル江東区でキム・チュンファ ン議員の牛肉反対市民暴行議論などの悪材料が重なり、予想された結果だった。 ハンナラ党のチョ・ユンソン報道官は論評で「国民の選択を謙虚に受け止め、 地域の発展に最善を尽くす」とし今回の選挙を地域選挙に縮小解釈しようと努 めたが、今後の政局の流れはハンナラ党の期待とは逆に展開すると見られる。

まず牛肉民心が李明博大統領を狙っているだけに、大統領府はチョン・ウンチョ ンなどの長官更迭を越えた大々的な人的刷新が不可避だと展望される。野党圏 の内閣総辞職の要求をもう無視できなくなった。

与党から政局の主導権を譲り受けることになった野党は18代開院無期限拒否カー ドとともに、さらに牛肉再協議の圧力をかけるものと見られる。統合民主党の チャ・ヨン報道官は選挙結果に「補欠選の民心は牛肉再協議をぜひ貫徹しろと いうこと」とし「統合民主党は牛肉交渉無効化と全面的な再協議をしろという 国民の要求に従う」と約束した。

一方、今回の補欠選の最終投票率は23.2%で、歴代最低投票率を記録した2000年 の6.8補欠選(21.0%)に続き史上二番目に低調な投票率だった。統合民主党がキャ ンドル集会で冷遇されていることにも見られるように、牛肉民心が李明博政府 と与党に対する糾弾だけでなく、政治圏全般に対する不信を示していることと 無関係ではない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-06 23:18:48 / Last modified on 2008-06-06 23:18:48 Copyright: Default

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