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LNJ Logo 韓国山本11・30アピール
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11月30日、東京池袋の豊島区生活産業プラザ(ECOとしま)で北部労働組合協議会と応援する会の共催で開かれた「韓国山本労組支援・交流会」で読み上げられたアピール文。

市民の皆さん、そして労働者の仲間の皆さん

私達は、遠く海を越えた慶南馬山の自由貿易地域第二工区にある株式会社韓国山本の社 員です。

まず、国境を越えた仲間の皆さんの熱い愛情と同志愛に深く感謝し、そして、韓国山本 の闘いを応援するために各地から駆けつけてくれた労働者の仲間さんに韓国山本の全社 員に代わり闘争の挨拶を送ります。

株式会社韓国山本は100%日本人資本の会社です。会社側は今年の初めから経営悪化を云 々し、労働組合とリストラ案を協議していた6月30日、一方的に廃業を宣言しました。

私達はリストラのなかでのいかなる犠牲と苦しみを受け入れ、私達の希望である韓国山 本の存続と維持に死活をかけて交渉に臨みましたが、その結果が残念なことに私たちの 現在の姿です。

市民の皆さん、そして労働者の仲間の皆さん

突然の廃業という事態に向き合い、初めて何も分からない日本を訪問したときは、壁よ りも高い恐怖がありましたが、仲間の皆さんに韓国山本闘争の状況を伝え、連帯と支持 を呼びかけながらお会いして感じたことは、暖かい同志愛と労働者はひとつであり、連 帯は国境を越えてつながるということでした。

そして、その連帯の力は、偉大な結果を生み出しました。

9月13日の「韓国山本を応援する会の結成集会」と本社前での持続的な抗議闘争がまさ にそれです。それは暗闇の中のひとつの光であり、私たちの闘いの出発でもあります。

市民の皆さん、そして労働者の仲間の皆さん

誰が何と言おうと、韓国山本の母体が日本本社山本製作所であることは、否定できない 明白な事実です。無能で無責任な韓国の経営陣とこの事態から足を抜こうとする悪徳な 山本本社に対し、韓国山本の全社員は厳粛に警告します。この事態が解決する日まで法 的、そして道義的責任を必ずや追及することを。

そして、日本政府は、ひとつの国の社会的雇用問題を本国からのフックス一枚で決定を 下すという、資本の横暴を企業問題として恥じ、傍観せずに責任と誠意をもって事態解 決に積極的に立たなければなりません。

市民の皆さん、そして労働者の仲間の皆さん

現在まで日本における本社行動は32回になりました。

本社の言うように、韓国山本と本当に関係がないのなら、労働組合と会って話合いをし ない理由はありません。

しかし、今まで話合いさえも拒否し、無視するのは、常識的に到底理解も納得もできま せん。生存権にかかわる社会的な雇用問題を解決せずに、日本に逃げ、一つの家族だと 言っていた社員を、ある日突然無視する山本製作所の図々しい振る舞いに対し、怒りと 驚きを禁じ得ませんし、時間がたってお金がなくなれば、山本遠征団も自ら解散するだ ろうという本社の考えは、どんなに愚かなことか知らなければなりません。

市民の皆さん、そして労働者の仲間の皆さん

終わりの見えないこの絶望の壁の前で、私達は最善を尽くします。

私たちの現在の闘いは、外国資本を相手にした廃業撤回と雇用保障ということから、死 活をかけて闘わなければならないものであるという見通しと憂慮のなかで闘われていま す。

そして、これまで韓国山本を天職と思って一生懸命に働いてきた結果が、一方的な廃業 ということに驚き、それゆえにこのままでは悔しくもあり、ここであきらめることはで きないという使命感に支えられて、大変で苦しいですが、闘いの道を選択したのだと思 います。

同時に、山本製作所のような不道徳的な資本がこの地に再び出ないように国境を越えた 労働者の強い連帯闘争が切実に求められています。あまりにも人間的な私たちのストラ イキ闘争が、いつかは勝利するであろうことを信じており、韓国山本の労働者の良心と 実践が正義を手にする社会になるよう皆さんの連帯と支援をいま一度お願いします。

市民の皆さん、そして労働者の仲間の皆さん

韓国山本の労働者が悲しみの血と涙は、力なく負わなければならない韓国労働者の現実 であり、苦しみであり、痛みです。

私たちはいま一度訴えます。

韓国山本の仲間がもとの職場に戻り、苦しかった瞬間が思い出になり、力となり、皆さ んとともに笑えるその日が早く来ることを望んでやみません。

そして、闘争の成果は必ず来るという確信と信念で力強く闘います。

2006.11.30

韓国山本労働組合委員長 ソン・ミジャ(孫美子)


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